『いま生きる「資本論」』

『いま生きる「資本論」』
佐藤優
新潮文庫、2017/1/28、¥594

資本論をネタに、著者が自分の持論を述べた新潮社の講座を書籍化したもの。商品、貨幣、階級など資本論の主要な概念を色々な例を用いて説明している。

ビットコインはモノの裏付けを持たないから貨幣にはなり得ない、という主張が印象的。

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『知の教室 教養は最強の武器である』

『知の教室 教養は最強の武器である』
佐藤優
文春文庫、2015/8/4、¥918(有隣堂亀戸)

「教養とは最強の武器である」を副題に、著者が考える教養の鍛え方を各界知識人との対話を通じて考えていく本。

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『縁見屋の娘』

『縁見屋の娘』
三好 昌子
宝島社文庫、2017/3/4、¥702(博文堂書店)

【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】のキャッチに惹かれ購入。

曾祖母、祖母、母が26歳になると亡くなり、自分もそうではないかと思いながら暮らす口入屋「縁見屋」の娘お輪。そこへ謎の修行者が現れ、彼女を救うという。

ミステリー大賞の優秀賞とは言え、時代ファンタジーといった趣。文章は大変力強く、最後まで小説の世界に入り込むことができた。

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『探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて』

『探偵少女アリサの事件簿 溝ノ口より愛をこめて』
東川 篤哉
幻冬舎文庫、2016/10/7、¥648(博文堂書店)

なんでも屋を始めた溝の口に住む橘良太に子守の依頼が。いく先々で遭遇する事件を、有名探偵の娘綾羅木有沙が解決していく。

「謎解きはディナーのあとで」と同じテイストで、軽く読めるライトミステリー。

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『ばけもの好む中将 六 美しき獣たち』

『ばけもの好む中将 六 美しき獣たち』
瀬川 貴次
集英社文庫、2017/6/22、¥540(博文堂書店)

今まで出てこなかった九の姉が中心。本当は自分が帝の妃になるはずだったという思いから、八の姉にライバル心を燃やすも、帝にはなんとも思われずあえなく沈没。そこへ右大臣が現れて初草の女房に取り立てる、という筋書き。

本巻ではあまり大きな動きはなく、次巻以降に話が持ち越された感じ。ただ、九の姉は他の姉とは違い、性格に問題ありなので、今後もトラブルの種になることは間違いなさそう。

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『ヘッテルとフエーテル』

『ヘッテルとフエーテル (幻冬舎文庫)』 マネー・ヘッタ・チャン
幻冬舎文庫、2012/9/7、¥534(BO310)

この本が面白いらしいと聞いていたので。

グリム童話に似せて現代日本の詐欺の手口と騙される人を寓話的に書いている。特に目新しい内容はなかった。

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『経営者の教科書―――成功するリーダーになるための考え方と行動』

『経営者の教科書―――成功するリーダーになるための考え方と行動』
小宮一慶
ダイヤモンド社、2017/6/22、¥1,620(有隣堂亀戸)

自ら「集大成」という著者がその知識の全てを凝縮した一冊。小宮の読者であればどこかで読んだことのあることも多いが、それを一冊にまとめたところに価値がある本。

なんども読み返すべき一冊。

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『ボクたちはみんな大人になれなかった』

『ボクたちはみんな大人になれなかった』
燃え殻
新潮社、2017/6/30、¥1,404(吉田書店)

様々なところで高評価を得ていたので買ってみた。ツイッターに書いていたものが流行って書籍化したらしい。

エクレア工場でバイトしていた著者は、雑誌の文通欄で出会った彼女と付き合うことになる。テレビ美術制作の仕事に転職して会う時間がなくなり、好景気に踊る一方で彼女は別の男と出会い去っていく。自分より好きになった唯一の人の思い出。

という体裁の「僕の思い出日記」風小説。名だたる芸能人が褒めちぎっているが、要は業界内の褒め合いの一つで、内容自体は自分にはあまり響かなかった。「ノルウェイの森」を1/10に薄めた感じ。

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『かばん屋の相続』

『かばん屋の相続』
池井戸潤
文春文庫、2011/4/8、¥680(BO360)

銀行員が仕事で立ち会った様々な事件などを集めた短編集。表題作は京都の一澤帆布をモデルにした兄弟の相続争い。他に資金繰りに追い詰められていく女社長や手形をめぐる男女の事件などいつ自分の身に降りかかってもおかしくない身につまされる話が多かった。


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『投資家が「お金」よりも大切にしていること 』

『投資家が「お金」よりも大切にしていること 』
藤野 英人
星海社新書、2013/2/26、¥886(有隣堂亀戸)

お金とは何か、と150円のペットボトルジュースを買うことが経済へどのように波及していくかから説起し、お金は悪いものではないこと、清貧の思想が日本をダメにし、清富の思想こそが日本を救うこと、ブラック企業を生んでいるのは消費者であること、日本人はすべて投資家であることなどをわかりやすく説明してある。自分が漠然と思っていたことを明確にまとめて書いてあり、大変勉強になった。良書。

●私の座右の銘に「自他不二」という言葉がありますが、これはまさに互恵関係と同じことを言っています。自分と他人は二つに分けることはできない、という意味であって、もともとは大乗仏教の考え方なんですね。
 自分の喜びは他人の喜びにつながり、他人の幸福は自分の幸福につながる。だからみんなの幸せを考えることが、最終的に自分の幸せを考えることにつながっていく。(p.95)

●私たちは、孤独を埋めるための商品やサービスに、思わずお金を使ってしまっている。[略]
 60代や70代の人たちは、自分たちの子供が独立しているので、単身世帯か二人世帯が多いです。お金は余っているけれど、話し相手がいない。そういう人がたくさんいるのが現実です。
 そういう生活の中で、大銀行や大証券会社の若手営業マン・営業ウーマンが、自宅の玄関まで投資信託を売りに来ます。自分お息子や娘、孫世代の、しかも感じの良い若者たちが来て、話し相手をしてくれるわけです。[略]
 販売員は「毎月分配型」の商品などをお勧めするわけですが、だからと言って、老人たちは毎月のお小遣いが欲しいわけではありません。必要だから買うわけではなく、心の寂しさを埋めてくれるから買っているわけですね。[略]
 だから、私たちのような投資信託をうる人間からしてみれば、高齢者の"孤独スイッチ"を押してあげれば、すんなり契約に結びついてします。[略]
 結局、孤独を埋める商品・サービスが売れるからと言って、そのことになんの疑いも持たず、単に孤独を煽ってしまえば、結果として孤独感は増幅していき、孤独な人がさらに増えていくことになるでしょう。(pp.117-119)

●世の中に「虚業」なんてひとつもない(p.121)

●「私の成功とは、長期的な人間関係を築いて、人に奉仕することだ」ウィプロテクノロジーズ会長(p.157)

●スタートトゥデイの社是は「カッコいいこと」です。[略] 「カッコいいかどうか」という問いは、非常に本質的で深いものです。それは、あいさつや遅刻といったことだけでなく、ビジネス全般にも関わってくる問いです。(pp.160-161)

▲ビルゲイツは未来の話しかしない。〇〇という未来を実現したいから、我々は存在している−こういった「ミッション・オリエンテッド(使命志向)」な考え方は、インドのインフォシスやウィプロ社と同じでしょう。

☆プロダクトやサービスがいかに優れているかではなく、その「価値観」を共有し、「あるべき未来」を実現していくという考えが重要。


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