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『賢者はベンチで思索する』

『賢者はベンチで思索する』
近藤史恵
文春文庫、2008/6/10、¥693(丸善日本橋)

ファミレスロンドでバイトする久里子は常連で正体不明の老人国枝に近所で起きる事件の解決を手伝ってもらう。

友人がくれると行っていた子犬が突然死ぬ。周囲で犬の不審死が相次ぎ、母が保健所でもらってきた犬も久里子が散歩中に何かを食べて死にかける。国枝が協力し犯人を見つける。その過程で鼻黒の犬を引き取る。引きこもり気味の弟信に姉としてコミュニケーションを取ろうとする。

ロンドで食べ物で気持ち悪くなる客が相次ぎ、国枝と協力して解決する。国枝に言われ早朝のロンドに行くと信はシフトに入っている女の子に会うために通っていたことがわかる。

ロンドによく来ていた家族づれの子供の兄弟のうち弟が国枝に誘拐される。久里子は国枝から連絡を受け弟を迎えに行く。実は兄に虐待されていたことを知った国枝が狂言誘拐を仕組んだものだった。信は引きこもりをやめ大学受験することにする。

単なる日常の謎かと思いきや、そこは近藤史恵なので少しブラックな苦味も効かせているところが面白かった。


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