« 『わが家は祇園の拝み屋さん10 黄昏時に浮かぶ影』 | トップページ | 『二人道成寺』 »

『捨てられる銀行3 未来の金融 「計測できない世界」を読む』

『捨てられる銀行3 未来の金融 「計測できない世界」を読む』

橋本 卓典
講談社現代新書、2019/2/13、¥929(丸善日本橋)

捨てられる銀行シリーズ第3弾。2019年3月での金融検査マニュアルの廃止と森金融庁長官から遠藤長官に変わって金融行政がどの様に変化するか、低金利の中顧客資産の収奪によって生きながらえてきた金融機関がどの様に変化すべきかを中心に取材をもとに書かれた著者の提言。

金融機関に対し非常に厳しい言葉が並ぶが、それくらいの覚悟で改革を進めないと今後金融機関の生き残る道はないということだろうと思いながら読んだ。

●筆者が信頼する、ある地銀の元支店長は、こう指摘する。
「私が部下の提案を判断する場合、必ず一つのことを確認しました。『それで誰が幸せになるんか?』ということです。まさか『うちの銀行だけが幸せになる』なんていう案件はありえませんよね。お客様、地域、最後に当行も幸せになるような案件だけを追求すれば良いのです」(pp.123-124)

●「ええか。カネを追いかけたら、カネは逃げていくで。商売の秘訣は、目の前のお客さんに設けてもらうことにある。こっちが10与えて3もらえるくらいでちょうどや。だからええか、たくさんの人の役に立たなくてはならん」(北尻重義、p.127)

●「人は、人のために働くもんです。カネのために働いたらダメですよ。カネのために働くのはカネです。人は、人間として生まれた限りは、自分にしかできないことで他人を幸せにしなければなりません。もしそれができていないとすれば、付き合う資産運用のアドバイザーが間違っているということですわ」(北尻克人、pp.128-129)

|

« 『わが家は祇園の拝み屋さん10 黄昏時に浮かぶ影』 | トップページ | 『二人道成寺』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 『わが家は祇園の拝み屋さん10 黄昏時に浮かぶ影』 | トップページ | 『二人道成寺』 »