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『ヒート』

『ヒート』
堂場瞬一
実業之日本社文庫、2014/6/5、¥750(BO410)

箱根駅伝学連選抜を描いた『チーム』の続編。傲慢だが圧倒的強さを誇る山城は、実業団のタキタに所属して走っている。一方、神奈川県は世界新記録を出すための東海道マラソンを企画するが山城は頑なに走ることを拒否する。世界新記録のためのペースメーカーとして不遇をかこつ甲本が選ばれる。学連選抜時のメンバーからの画策により山城は東海道マラソンを走ることになり、最後まで甲本とデッドヒートを繰り広げる。

人間同士の葛藤はチームの時と変わらず細かく描けているが、山城の性格が今ひとつ読みきれない。学連選抜時のキャプテン浦大地が一芝居打っただけで東海道マラソンを走ることにするなど、それまでの拒絶の仕方からの心変わりが不思議だった。

それを別にすれば人間の苦悩や欲望を深く描いていて面白く読めた。

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