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『昭和の怪物 七つの謎』

『昭和の怪物 七つの謎』
保坂政康
講談社現代新書、2018/7/19、¥950(有隣堂亀戸)

東條英機、石原莞爾、犬養毅、渡辺和子、瀬島龍三、吉田茂を中心に、著者がこれまで取材を通じて積み重ねた戦前戦後の動きをまとめた本。

インタビューという個人対個人のつながりを通じて取材を重ねたことがよくわかる。ただそれだけに、世代的なものもあると思うが、自分が知り得たことをことさら大げさに記述している印象を受けた。また、史書ではないので構わないが、史実とインタビューによる個人の記憶、著者の私見が混在し、結局どこに真実があったのかが見えづらくなっているような印象を受けた。

太平洋戦争をめぐる登場人物の内面に迫るには良い本だが、端々に安倍総理を貶める記述があるのは歴史の書籍としては不要だろう。

●感情と評価は別です。どのような場にあっても自らの意見はきちんと言いなさい。遠慮する、あるいはその場でいい子になるというのでは真実に近づけないんですよ。(p.143、犬養道子=犬養毅孫)

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