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『想い出あずかります』

『想い出あずかります』
吉野 万理子
新潮文庫、2013/11/28、¥562(借)

海辺の町の崖の下に、子供しか行かれない魔女の質屋がある。子供は想い出を質に入れ、20歳までに取り戻しに来ないと、質屋があること自体も忘れてしまう。中学生の里華は、学生新聞のインタビューのために魔女に会いに行くが、学校では信じてもらえず、そのまま魔女と仲良くなる。自分自身は想い出を質入れせず、いじめられていた同級生が質入れするのをやめさせて仲良くなる。小学生の遥斗は母とうまくいっていなかったが、母の事故死を機に想い出を引き出す。東京の大学生になって20歳の前日帰省した里華は、最後に魔女に会いに行き、魔女との想い出を残すよう頼む。

メルヘンチックなファンタジーで、荒唐無稽といえばその通りだが、若い時に誰でも感じる思いをうまく描きこんでいて、色々考えながら読んだ。


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