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『ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊』

『ギリシア人の物語II 民主政の成熟と崩壊』
塩野七生
新潮社、2017/1/27、¥3,240(くまざわ書店錦糸町)

ペリクレスのアテネ民主政の時代を中心に描く。アテネのデロス同盟とスパルタのペロポネソス同盟のライバル関係と、ペリクレスの死によるその終焉、民主政から衆愚政への移り変わりがよくわかる。

結局、民主政はリーダー次第ということがよくわかる。アテネはペリクレス以後リーダーが決めたことでもすぐにひっくり返し、継続性がまるでなくなったことであっという間に没落した。小泉進次郎は将来リーダーになる準備の一つとして本書を読んだのだろう。

●[創作欲に燃えている]この種の人々の流れを見れば、その国が繁栄に向かっているかどうかがわかる、と思うほどである。(p.44)

●「主導権をにぎった側が勝つ」とは戦場では有効な考え方だが、この考え方は、政治・外交・経済、そして文化に至るまで、通用可能な心理ではないだろうか。(p.62)

●怒りとは、相手も対等であると思うから、起こる感情なのだ。(p.176)

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