« 『大富豪が実践しているお金の哲学』 | トップページ | 『キケン』 »

『ツバキ文具店』

『ツバキ文具店』
小川糸
幻冬舎、2016/4/21、¥1,512(有隣堂亀戸)

本屋で何度か平積みになっていて、本屋大賞ノミネートの帯にもつられて購入。

鎌倉で祖母が営んでいた文具店兼代書屋。祖母が亡くなってから鎌倉に戻った鳩子通称ポッポちゃんは、文具店を再開する。代書を頼みにくる客の頼みに応じながら、隣に住むバーバラ夫人や学校の教師であるパンティーたちとの交流をして流れる穏やかな時間が四季折々に描かれる。

代書で書いた手紙が手書きのまま本に印刷されていることで、ポッポちゃんの気持ちと代書を頼んだ人の気持ち、そして受け取るであろう人の気持ちになりながら読むことができる。また、うまくいかなかった祖母との関係が、ポッポちゃんの中で鎌倉の時間の流れとともに和解に至る。誰にでもある様々な問題を、優しい眼差しで見つめながら鎌倉の四季を描く、穏やかで心温まる本。

良書。

|

« 『大富豪が実践しているお金の哲学』 | トップページ | 『キケン』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40886/65493417

この記事へのトラックバック一覧です: 『ツバキ文具店』:

« 『大富豪が実践しているお金の哲学』 | トップページ | 『キケン』 »