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『残り全部バケーション』

『残り全部バケーション』
伊坂 幸太郎
集英社文庫、2015/12/17、¥605(有隣堂亀戸)

チンピラの岡田が兄貴分の溝口に足抜けを頼む。「適当にメールした携帯のやつと友達になったらいいよ」と言われて解散寸前の家族とドライブすることになる。溝口が自分のミスを岡田のせいにしたことで、親分から命を狙われる岡田。岡田の少年時代と現在を交互に描く伊坂の手法で物語は進み、最後に意外な終幕を迎える。

伊坂の過去と現在を行ったり来たりする書き方は劇的効果を生むにはいいのだろうけれど、自分には読みづらさの方が先に来てしまう。話はファンタジーっぽくて面白かった。

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『チルドレン』

『チルドレン』
伊坂幸太郎
講談社文庫、2007/5/15、¥648(博文堂書店)

家裁調査官の陣内の現在と過去のエピソードを、周囲の友人たちとの交わりも含めて交互に描いた連作短編小説。

伊坂の小説は何冊か読んでいるが、「伊坂ワールド」と言われても今ひとつピンとこない。それなりに楽しめたけれど。

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『おかげさまで生きる』

『おかげさまで生きる』
矢作 直樹
幻冬舎文庫、2017/4/11、¥540(有隣堂亀戸)

前書きで救急医療の専門家があの世があるということを書いてあったので興味を惹かれて購入。内容はあまり期待したものではなかったが、一般的な生き方の教訓が書かれていてそれなりに参考になった。

●私たちは、すぐに答えを出さなければいけないと思いがちです。でも答えは、出すものではなく「出るもの」だと私は感じています。(p.58)

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『京都寺町三条のホームズ 』1〜7

『京都寺町三条のホームズ 』
望月 麻衣
双葉文庫、2015/4/16、¥680(博文堂書店)

埼玉から引っ越してきた女子高生の真城葵は、家の骨董品を売ろうとして骨董品店『蔵』を訪れ、店主の息子、家頭清貴と知り合う。骨董品を家から持ち出したことを見破られた葵は、蔵でバイトをすることになる。清貴は骨董の目利きもさることながら、様々な謎をとくことからホームズと呼ばれ、葵はホームズと共に事件の謎をとくことになる。

最初は雇い主とバイトの関係だった二人は巻を追うごとに親しくなり、7巻では正式に付き合っており、葵が高校を卒業するところで一区切りつく。

最近は観光地+ウンチク+日常の謎を組み合わせたライトノベル風な小説が多いように感じる。軽く読めるので気晴らしには良い。

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『ネガティブな人ほど運がいい! ?』

『ネガティブな人ほど運がいい! ?』
メンタリストDaiGo
KKベストセラーズ、2015/10/24、¥1,380(BO710)

運が良くなるにはどうすれば良いかについて書いた本。

●ネガティブなニュースを見た後は、「恐怖管理理論」と行ってその恐怖から逃れるために人間は気晴らしをしようとします。その気晴らしが「買い物」なのです。だから、テレビ局は殺人事件の後にCMを流すわけです。[略]
 いずれにせよ、ネガティブなニュースを見続けていてもいいことは起きません。つまり、運が悪くなるのです。(pp.88-89)

●第三者との出会いこそが幸運の正体[略]
「運が良かった」系おはなしのほぼ全てが、第三者との偶然の出会いに関するもので、それがその後の人生を変えたとか、窮地を救ったとか行ったストーリーに展開していくわけです。[略]
 運がいい人は外向性が高いということがわかっています。この外向性が高い人は、たくさんの人と会うことを好み、仕草や表情、喋り方で人を惹きつける「磁石のような」タイプで、長期的で安定した人間関係を作るのが得意な人です。(p.113)

●NBAのバスケットボールリーグの選手を調べた実験など面白くて、いわゆるスター選手とそうではない選手の違いを調べると、実は違いは一つしかないということがわかりました。
 それは何かというと、彼らが何かを強烈に信じているかそうでないかという結論に落ち着くのです。だからトップのスター選手というのは、宗教にズッポリとはまった信仰心の厚い人か強烈なエゴの持ち主かのどちらかなのです。言い換えれば、髪を強く信じるか自分を強く信じている人が成功しているということです。(p.129)

●私が[自分を褒めるメモ]以外で自分に課しているノルマは1日に二つだけです。
 ブログを1日に2本書いて、ツイッターを1日2回、二日ぶん呟く、それだけです。ブログもシンプルで、心理学の豆知識のようなものをつぶやくコーナーと、メルマガへの導入をして終わり。
 シンプルにしないと続きません。[略] 毎日そうやってシンプルにやっていれば勝手にうまくいくようになります。(p.149)

●「スリーグッドシングス」 1日の終わりに、例えばベッドに入る前に、その日良かったと思うことを三つあげて書き出していく。それだけのことなのですが、そうすることで自分がいかに幸せであるか再確認できる。それだけだと飽きるという人は、今日三つ、明日三つと「グッドシングス」をメモしてゆき、それが一週間分溜まったら、今週のベストデイ、つまり一番ラッキーだった日を決める。そして、次は一ヶ月後にベストウィークと、月刊ベストデイを選出して「一人幸せトーナメント」を開催するのです。
 そうやって一定期間メモを取っていくうちに、「○曜日に結構いいことが起きてるな」とか「○○さんといる時はラッキーなことが多いな」と行ったことに気づくようになる。そうやって幸せを毎日確認していくうちに、明日はどんないいことがあるだろうと、期待するようになっていくわけです。[略]
 そうやって自分で自分に起きたラッキーを文章にして確認し、自分はラッキーだと声に出して言うようにしていると、あなtの脳は自動的にラッキーを探すようになっていきます。[略]
 一ヶ月、いや、一週間後には何かが変わっているはずです。(pp.144-145)

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『ブルマーの謎: 〈女子の身体〉と戦後日本』

『ブルマーの謎: 〈女子の身体〉と戦後日本』
山本 雄二
青弓社、2016/12/8、¥2,160(amazon)

タイトル通り、ブルマーがどのように広がり、そして廃れたかを時系列で追い、その要因を探った本。結論としては、全国中学校体育連盟(全中連)の資金として体操着メーカーの協賛金目当てでブルマーを指定したことが広がった要因であり、1990年代ブルセラショップの発生とともに性的シンボルとして捉えられるようになったことで消滅して行ったと言えるだろう。

社会学的考察として面白く読んだ。

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