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『督促OL 奮闘日記 ちょっとためになるお金の話』

『督促OL 奮闘日記 ちょっとためになるお金の話』
榎本 まみ
文春文庫、2015/10/9、¥637(有隣堂錦糸町)

督促OL修行日記の続編。それぞれの主題に4コマ漫画をつけて、解説を加える形式で書かれている。内容は概ね前著と重なっているが、よりわかりやすく書かれている印象。

お金の問題は常に頭がいたいが、万一借金した時にどのように対応すべきかについて参考になる一冊。

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『99%の会社はいらない』

『99%の会社はいらない』
堀江 貴文
ベスト新書、2016/7/9、¥842(有隣堂亀戸)

会社という形態が現代においていかに効率の悪い組織になっているかを述べ、今は個人が様々なつながりによって事業を展開する時代になっている、と主張する。いろいろな例を出して手を変え品を変え同様のことを繰り返し主張しているが、一言でまとめると「同じ組織で人と仕事をするのは気を使ったりしてめんどくさい」ということに尽きるだおる。

その点については全く同意するが、とは言え全ての業種で一人でネットワークを構築して仕事をするのは現実的とは言えないので、ある程度限られた条件で成立する話だと思う。

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『ゴジラとエヴァンゲリオン』

『ゴジラとエヴァンゲリオン』
長山 靖生
新潮新書、2016/7/14、¥778(有隣堂亀戸)

タイトル通り、ゴジラとエヴァンゲリオンについてその歴史や内容について解説した本。両作品についての深い考察というよりは、それぞれについて各作品やストーリーについて説明し、それぞれの意味を付したという体裁になっている。今回の映画『シン・ゴジラ』が庵野秀明総監督ということで、明らかにそこを狙った企画だと思う。その狙いにまんまと釣られたわけだが、量作品について一通り整理するのに参考になった。

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『有頂天家族 二代目の帰朝』

『有頂天家族 二代目の帰朝』
森見 登美彦
幻冬舎、2015/2/26、¥1,836(amazon)

赤玉先生の後継である二代目が100年ぶりに英国より帰国した。京都下鴨家の三男矢三郎は、赤玉先生と二代目の間をいったりきたり。しばらく不在にしていた弁天が現れるに及んで、弁天vs二代目の壮大なバトルが開始される。長男矢一郎は幼馴染の玉瀾との恋が進展、矢二郎は四国に旅に出てそこで金長一家の星瀾との出会いを果たす。そして矢三郎は元許嫁の海星とよりを戻す。

持って回った言い回しが多いのは森見の特徴でもあるが、もう少しシンプルに物語を進めても良かったのではないかと思った。物語自体は面白く読めた。

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『最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!』

『最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!』
藤沢 久美
ダイヤモンド社、2016/2/5、¥1,512(有隣堂亀戸)

タイトルにつられて購入。著者が様々な場で会社社長にインタビューした経験から考えた経営者のあり方について述べられた本。

何もしないとはいうものの、実際に読めばそれなりの手当てをしていることがわかる。本書の内容を要約すれば、全く何もしないということではなく、社員・顧客にビジョンを浸透させ、自由に動くように仕向ける、という仕組みづくりに力を入れている、ということになろうかと思う。

リーダー論として一理あるが、それが全てではないだろう。参考にはなった。

●私の友人でもあるあるアメリカ人起業家が、こんなことを言っていました。
「今の若い人たちは、給料が高い会社を必ずしも好むわけではない。社会のためになるかどうかを第一に考えるんだ。だから、若者たちにビジネスを紹介する際にも、『この仕事は社会に対してどんな意味を持ち、どんな貢献ができるのか』をきちんと説明しなくてはいけない。彼らはその説明に納得すると、本当によく働いてくれるんだ」[略]

ビジョン型リーダーは、この価値観のシフトを確実に押さえておくべきです。実際、「会社のために頑張ろう」ではなく、「社会のために頑張ろう」というアプローチで、成長している企業がたくさんあります。(pp.192-193)


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『凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂』

『凍原 北海道警釧路方面本部刑事第一課・松崎比呂』
桜木 紫乃
小学館文庫、2012/6/6、¥669(amazon中古)

弟を釧路湿原で亡くした松崎比呂は、17年後刑事となる。札幌から来た自動車販売会社社員の殺人事件が、戦後樺太からの引き揚げの時の事件に端を発していることが次第に明らかになり、湿原で失踪したことを証言した弟の友人が、実はその時の目撃者であることがわかる。友人は、飲食店を出店した時のスポンサーである老婦人に操られていることがわかるが、その老婦人は戦後の混乱期に本人と入れ替わった別人だった。しかし最後まで何者かわからない。

樺太からの引き揚げという戦後の混乱期と現在を交互に描き、殺人事件へと結びつけていく筆致はさすがと言えるが、今更殺人を犯さねばならなかったほどの動機になるのかというところに若干疑問を感じた。本人にとっては抜き差しならないことというのはあるのだろうと想像するしかない。

スケールの大きな話で面白く読んだが、筆者は短編の方がキレが良いように思った。

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映画『シン・ゴジラ』

映画『シン・ゴジラ』
TOHOシネマズ錦糸町
総監督:庵野秀明

アンノが撮りたいように撮ったゴジラ、という印象。海から現れ、東京を蹂躙しながら成長を遂げる。第四形態では巨大な姿となり、光線攻撃を身につけ、首相以下政府首脳の乗ったヘリを撃ち落とす。最後はポンプ車で口の中に凍結液を注ぎ込んで凍結させる。

・ストーリー展開、BGM、登場人物等にエヴァに類似した点が多く見られる。ヤシマ作戦実写版といった趣。
・東日本大震災を思わせる被災状況の描写。ポンプ車は原発事故を思い起こさせる。

アンノの映画なので謎かけが多そう。

とりあえず大変面白く見た。しかしなんでもいいから早くエヴァを撮って欲しい。

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