『いとみち 三の糸』
『いとみち 三の糸』
越谷 オサム
新潮社、2014/4/22、¥1,512(L)
津軽メイド珈琲店でアルバイトする相馬いとは、高校3年生になり、進路に悩むようになる。友人たちはそれぞれ進路を決め、親友の早苗は看護師を目指す。いとは、オープンキャンパスで東京と仙台の大学を見学し、都市工学を学ぶために仙台の大学を目指す。先輩メイドで漫画家を目指して上京した智美の妹チハルの不真面目な態度に業を煮やしたいとは、ついに我慢できず説教し、雨降って地固まるの通り、チハルは素直に言うことを聞くようになる。
弘前二号店の開店に伴い、新しいメイド募集が行われ、早苗といとの祖母ハツエが新人メイドとして採用される。いとは、夏休みと冬休みの間に三味線を弾くためにバイトを続けることになり、三味線を弾ける後輩こまもメイドとして採用される。
相馬いとの成長物語としての三部作はこれで完結した。安心して読み進めることができ、楽しく読めた。
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