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『異人館画廊 幻想庭園と罠のある風景』

『異人館画廊 幻想庭園と罠のある風景』
谷 瑞恵
集英社オレンジ文庫、2015/8/20、¥616(L)

図像術が施されているという噂のブリューゲルの絵を見るために離島に住む波田野を訪ねた千景と透磨。絵を見るために庭園の謎を解け、と言われた千景は父・伸郎の設計による庭園を見て苦しむ。波田野の息子が起こした事件を追ううち、実はその手下と目されていた男が真犯人と気づく。

題材が図像術という聞きなれないものではあるが、展開としては最近流行りの「ビブリア系」と言って良いと思う。ビブリアが古書をめぐる人間関係や謎を解き明かし、同時進行で親との葛藤を描くのに対し、本シリーズは図像術をダシにして千景をめぐる人間関係と両親との葛藤を描く、という構造。とりあえず難しく考えず。著者の用意した舞台位に素直に乗って楽しむ本。

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