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『新・オタク経済 3兆円市場の地殻大変動』

『新・オタク経済 3兆円市場の地殻大変動』
原田曜平
朝日新書、2015/9/11、¥842(丸善日本橋)

最近のオタクは、「電車男」で描かれたようなステレオタイプが絶滅危惧種となり、「リア充」を楽しみながらオタク活動も行うハイブリッドになりつつある、という分析をもとに、現代のオタク市場を読み解く。

一部表層的なところもあるが、実際にインタビューや統計などを通じた分析は大変参考になった。

●物を買わないオタクもいる(p.39)

☆ハードディスクレコーダーやインターネットの発達で、DVDなどのパッケージを買わなくても対象に対して没入できる環境が整ったため、オタクが物を買う金額は劇的に減った。一方、オタクの層が広がり、ライト化したことで、総額としてのオタク市場は拡大した。

●2014年に柳楽優弥主演の深夜ドラマとして映像化された『アオイホノオ』は、オタク第一世代に焦点を当てた作品でした。舞台は1980年代初頭。当時人気だったアニメ作品やマンガ作品が登場し、「それまで子供向けだったアニメやマンガが、いかにして大人が知的に愛好する対象となりえたか」が細かく描かれていたのです。本作には、学生時代の庵野秀明さんや若き日の岡田斗司夫さん、のちに『鋼の錬金術師』などを製作するアニメ製作スタジオ「ボンズ」を立ち上げた南雅彦さんらが実名で登場していました。彼らは皆、オタク第一世代なのです。
 オタク第一世代の特徴は、とにかく博識であるということ。そして、ある種の選民意識が高いことだと言われています。(p.73)

☆要チェック。

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