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『シアター!〈2〉』

『シアター!〈2〉』
有川 浩
メディアワークス文庫、2011/1/25、¥659(丸善日本橋)

サラリーマンの兄春川司から300万を借りた弟巧の主宰する小劇団シアターフラッグ主宰は、刻々と迫る2年の期限に向け借金返済に邁進している。そんな中、劇団員の中でオーディションに合格する者、喧嘩する者などが出て、制作の分担に支障が出かねない状況となる。司は成り行きで相談役になるが、自らもその悩みをプロ声優で新入劇団員の羽田千歳に相談する。

第1巻に比べ劇団内部の人間関係に焦点が当てられ、人物像がよりくっきりとしてきた印象。自分の経験だと小劇団では中でくっついたり離れたりしているものという先入観があるが、ここへきてやはりそちらへ行くか、という思いがした。とはいえ、ドロドロになるわけでもなく、借金返済という本筋を外すこともないので、本巻も気持ち良く読み進めることができた。

●「お前らは芝居とかクリエイティブなことにしか興味がないから分からないんだろうけど、金の遣い方にも実は創造力が要るんだよ。金を遣った結果を創造できる奴じゃないと金は正しく遣えない。(司、p.33)


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