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『あしたから出版社』

『あしたから出版社』
島田 潤一郎
晶文社、2014/6/27、¥1,620(L)

20代にバイト生活をしていた島田は、仲の良い従兄の死をきっかけに、出版社を始める。一人出版社である夏葉社の設立と、出版した本にまつわる話をまとめた自叙伝のような本。

本を作ることへの真摯な姿勢が伝わる一冊。

●求めているものが見つからない時は、「半径三メートル」のなかで探すのがいいと、かつて、宮崎駿監督がテレビでいっていた。ぼくは、その言葉が好きだった。
 いいアイディアがなにも思いつかない時は、自分がこれまで関わってきたもの、夢中になっていたものを、思い出すことの方がいい。それ以外のものは、たいてい付け焼き刃にしかならない。これは、小説を書くときに、恩師が教えてくれたことでもある。(p.64)

●「なにをやりたいかは、それほど重要じゃないんだよ」
 むかし、行きつけの床屋のお兄さんがそういっていた。
「それよりも、だれと仕事をするかの方がよっぽど重要なんだ」
 仕事とは何だろう、と考えるたびに、ぼくは、そのお兄さんの言葉を思いだす。[略]
「つまらないやつと仕事を一緒にしていると、共倒れになっちゃうんだよ。ひとりでできるはずの仕事もできなくなっちゃうんだよ」[略]
「本当に好きな人とだったら、焼き芋を売っていても楽しいはずだよ」(p.75)


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