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『珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで』

『珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで』
岡崎 琢磨
宝島社文庫、2015/2/5、¥713(L)

京都の喫茶店タレーランシリーズ第4作。主人公でタレーランのバリスタ美星は本作ではどちらかというと脇に控えてあまり表には出てこない。べつの登場人物に起こる事件を影で解決したりしなかったり。

一つめは、介護学校に通う伊達涼子は教師の佐野と親しくなるが、それが学校にばれて別れることになる。しかし実は涼子は。。。という話。事件という事件はなく、読者にミスリードさせた涼子の年齢が実は違う、というオチ。

二つめはアオヤマがダーツバーで高級なダーツを盗まれ、その謎を解く。美星にアドバイスを求めたのかと思いきや、自分で解決していた、という話。

三つめは、行き詰まった女子美大生のデッサンに描いたはずのない小人が現れる。実はその絵は男友達が描いたものだったが、どうやって小人の絵を出したり消したりしたのか。

あとは、タレーランの看板猫がどのように拾われたかの由来についてのちょっとした話と、美星が悩んでいたときにマスターの亡き妻がレモンを使って慰めた話。

いずれもトリックらしいトリックはなく、美星も主人公らしい活躍はしていない。シリーズ物の作りとしてはどうかと思うが、さらっと読むにはよい。

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