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『「本が売れない」というけれど』

『「本が売れない」というけれど』
永江 朗
ポプラ新書、2014/11/4、¥842(東京堂神保町)

本が売れていない、というのは新刊が売れていないといっていることで、新刊・中古・図書館等を合計すると、読書自体は減っていない。街の本屋や中堅書店は、コンビニ・郊外書店・アマゾン等により次第に追いつめられ、今後は書籍だけでなく雑貨・カフェなどの併設によって生き残りを図る必要がある。

現在の出版業を巡る状況が的確に描かれていて、勉強になった一冊。

●[活気がある本屋の特徴の] 三つめは客層についての思い切りである。菊地 [敬一ヴィレッジヴァンガード創業者] の言葉でぼくが好きなのは「誰からも愛されたいと願う者は、誰にも愛されない」というもの。書店を取材していて「どんな書店を目指していますか」と質問すると、「誰からも愛される書店を目指します」と返ってくることが多い。しかし菊地は、だからだめなのだという。誰からも愛されるように八方美人で全方位的に品揃えをすると、結局はどこを取っても中途半端でつまらない店になってしまうという。(p.200)

☆書店だけに限らず全ての業種に応用できる。

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