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『ホテルローヤル』

『ホテルローヤル』
桜木 紫乃
集英社、2013/1/4、¥1,512(借)

看板屋の大将田中大吉が、愛人を連れてラブホテル「ホテルローヤル」を開業してから、30年後に廃業し、その廃墟に人が訪れるまでの歴史を、その時々のエピソードを短編のようにつなぐ形でできた小説。ただし、時系列は逆になっており、廃墟にカップルが訪れるところから物語が始まり、最後に開店するところで終わる。

北海道の裏寂れた風情や、人々が必死に生きようとする様子がよく描かれていて楽しく読めたが、著者の作風に合わせるのに少し時間がかかった。あと、あえて逆時系列を使う必要があったかどうかは少し疑問が残った。

小説の雰囲気としては同じ北海道ということもあり『海炭市叙景』に似ているが、海炭市の方が重苦しいので、本作程度の方が読み易かった。

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