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『妖怪アパートの幽雅な日常 6』

『妖怪アパートの幽雅な日常 6』
香月日輪
講談社、2011/7/15、¥529(借)

高校二年の冬、修学旅行でスキーに出かけた稲葉夕士は、滞在するホテルで異様な気配を感じる。部屋の暖房が効かない、女子学生の具合が悪くなる、生活指導の教師千晶が倒れる。異変を感じる稲葉は、魔道士の師匠、秋音に助言を仰ぎ、事態に立ち向かう。

高校生の修学旅行の楽しさと、幽霊の怖さ悲しさが絶妙に混ざり合い、息をつかせぬ巻になっている。千晶がいつのまにか準主役のような扱いになり、稲葉との関係が深まっていくところは、上手いなと思わせる。大変面白く読んだ。

●君の人生は長く、世界は果てしなく広い。肩の力を抜いていこう。(龍、p.33)

☆本シリーズは高校生中心の若者向けだと思うが、このような警句がちりばめられ、大人でも面白く読める工夫がされている。この言葉は、本シリーズの全ての巻に出てくる、本シリーズを貫くテーマの一つ。

●人は、強い力に惹かれるからね。それがなんなのかわからなくても、確かな力がそこにあるというだけで、人は惹き付けられるんだ。(詩人、p.38)

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