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『日本史の謎は「地形」で解ける』

『日本史の謎は「地形」で解ける』
竹村 公太郎
PHP研究所 、2013/10/3、¥802(フタバ図書南砂町)

建設省の役人だった著者が、日本史の謎を地形という視点で読み解いた本。

 未だ豊臣家が存在する中、関ヶ原の戦いのあと家康が1603年に徳川幕府を開いてすぐに江戸に戻ったのは、関東平野の開拓、利根川の治水という大事業を進めるため。
 信長が比叡山を焼き討ちしたのは、比叡山の位置が京都を見下ろす場所にあり、そこを抑えない限り安全が確保できないため。
 元寇の失敗の原因の一つは、モンゴルの牛馬で突進するスタイルが、日本の泥と緑の国土によって阻まれたため。
 吉良家が抹殺された理由の一つは、百年にわたり吉良に抑え込まれてきた矢作川周辺の支配権を徳川が奪うため。
 都市として脆弱な福岡が巨大都市となったのは、大陸との文化の交流地点にあたったから。

など、興味深い分析が多数描かれていて面白かった。

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