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『炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学』

『炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学』
夏井睦
光文社新書、2013/10/20、¥924(有隣堂亀戸)

等質制限ダイエットの本だと思って購入したら、壮大な炭水化物の歴史物語に連れ込まれ、いつのまにか古代メソポタミアの大地に立たされていた、という気分になった本。

もともと穀物を発見する前の人類は狩猟生活でそれほど労働が必要でなかったが、穀物を栽培するようになったために定住生活と過酷な労働を強いられるようになった、というのが著者の主張。穀物によって人類が豊かになったのではなく、むしろ労働に縛られるようになった、という逆説を展開する。

本書の主張に沿って、狩猟時代の生活にたとえば戻ったとして、では寿命もその頃のように短くなるリスクはないのか、また、等質制限で著者の体調が改善したことはわかったが、ではそれを一般化できるのか、など検証が不足している感が否めない。科学的な説得力としては今ひとつ疑問が残るが、さらさらと楽しく読んだ。

●1万年前の肥沃な三日月地帯の山地はドングリの森で覆われていたが、人々はわずか3週間で数年分のドングリを収穫でき、ドングリを収穫するのに要する労働力は、コムギやオオムギを収穫するのに要する労働力の10分の1以下だった(ウィリアム・ブライアント・ローガン『ドングリと文明』日経BP社)(p.323)

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