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『二代目が潰す会社、伸ばす会社』

『二代目が潰す会社、伸ばす会社』
久保田 章市
日経プレミアシリーズ新書、2013/7/9、¥893(福家書店北砂)

後継経営者の役割は、「会社をつぶさないこと」「社員の力を結集させること」「経営革新を行うこと」の3つである、と主張し、その役割をどのように果たしていくべきかについて詳しく述べた本。経営者に必要な要素は色々あると思うが、「後継」とあるように社長に就任したばかりあるいはこれからするような若い経営者に特に重要な心構えなどが整理されている。参考になる一冊。

六三印刷の島村博之氏が例として挙げられている。(p.113)

●ある会社の社長から、売上と利益に関して、社内で次のような言葉を言い続けているという話を聞きました。
 売上は顧客の支持 利益は顧客が認めた価値
 できるだけ高付加価値商品を開発して売上も上げる。これが目指すべき姿です。(pp.65-66)

▲ニッチ市場はせいぜい数億円の規模であり、そこで特徴のある差別化商品でシェアをとれば激しい価格競争を避けられる。(p.67)

▲「任せて任せず」(松下幸之助)仕事はそれをやりたい人に任せるべきだが、任せっぱなしにしては行けない。報告や指示を随時すること。(pp.75-76)

▲銀行が返せないと判断する借入水準は「債務償還年数」=「利益で借入金を完済するためにどれくらいの期間を要するか」が10年を超えるもの。
ここで「利益」=「(税引後)当期純利益+減価償却費」、
「返済すべき借入金」=「長期・短期、手形割引残高等の全ての借入金ー経常運転資金」、
経常運転資金=「事業を続ける上で常に必要となる資金」=売掛金+受取手形+在庫ー買掛金ー支払手形。
債務償還年数=(全借入ー経常運転資金)/(当期純利益+減価償却費)(pp.79-80)

●「何を持って憶えられたいか」(ドラッカー)(p.99)

▲中小企業の経営革新は、小さな戦略を成功させるよう努力し、その過程でぶつかった課題を解決する。すると次の小さな戦略を思い浮かぶのでそれを繰り返す。(p.164)

●「経営をするときに、何が一番大事かといえば、経営者の熱意やね。熱意があれば知恵が生まれてくる」(p.196)

●品性とは「何をするかではなく、何をしないか」で測られる(p.197)

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