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『聖なる怠け者の冒険』

『聖なる怠け者の冒険』
森見登美彦
朝日新聞出版、2013/5/30、¥,680(有隣堂亀戸)

とある研究所の研究員小和田君は、週末にごろごろするのを無上の喜びとする若者。京都に出没するぽんぽこ仮面は彼を後継者と見定め、あの手この手で引継をしようとするがなかなかうまくいかない。
そのうちテングブラン流通機構に狙われるようになったぽんぽこ仮面は、必死に一人で戦うも限界を迎え、なぜか代わりに小和田君が流通機構の親玉と対面することになる。

話の筋は小和田君とぽんぽこ仮面、そしてその周辺に出没する様々な人のどたばたで進んでいくが、それよりもいつも通りの森見のくねくねした文体を楽しむのが本書の読み方だろう。

血湧き肉踊る冒険ではないが、確かに冒険談にはなっていて、最後まで楽しく読んだ。

●土曜倶楽部とは、毎月一度、土曜の夜に集まって猪鍋を喰うことを目的とした七人の人間から成る集まりである。(pp.243-244)

☆有頂天家族の金曜倶楽部に似ている集会。本書内では土曜倶楽部から日曜倶楽部まで階級が上がっていく集会がいくつもある設定になっている。有頂天家族と設定上のつながりがあるかどうかは本書だけではよくわからなかった。

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