映画『終戦のエンペラー』
映画『終戦のエンペラー』
楽天地シネマ
監督:ピーター・ウェーバー
キャスト:
ボナー・フェラーズ:マシュー・フォックス、マッカーサー:トミー・リー・ジョーンズ
アヤ:初音映莉子、鹿島:西田敏行、昭和天皇:片岡孝太郎、高橋:羽田昌義
関屋貞三郎:夏八木勲
昭和天皇の戦争責任を10日以内に調査すべくフェラーズ准将は権力中枢にいた人物を尋問する。同時に戦前離ればなれになった日本人の恋人アヤの行方を専属通訳高橋に調査させる。(史実とは異なる)
アメリカが撮るとこうなるのか、という印象。ロシア人監督の『太陽 The Sun』は芸術的な映画だったが、こちらは実際の皇居近辺でのロケがあり、現実感に富む映画だった。ただ、出演者の演技は甲乙つけがたく、趣は異なるもののどちらも良い作品。
本作はちょっと日本を持ち上げ過ぎで、明らかに日本での興行を意識している。ただ、これまでにありがちだった荒唐無稽な日本人ではなく、違和感なく演じられており、本音と建前など日本の文化についても正しく理解されていた。また、マッカーサーを日本に理解のある宇宙人ジョーンズが演じていたこともあり、全体的に日本を大変よく描いている映画だった。
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