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『人たらしの流儀』

『人たらしの流儀』
佐藤優
PHP文庫、2013/3/5、¥580(くまざわ錦糸町)

目にとまったので購入。病院で診察待ちの間に読了。

経験談の部分は外務省ロシア時代で止まっているので、どうしても話が古く、また佐藤の他の著書でも出てくる話が多く、目新しさはあまりない。ただ、繰り返し出てくることで、この部分が重要というのがはっきりし、参考になる。

▲拠った相手がふと漏らした[重要な]話は、相手がしらふになってから聞き返してはいけない。(p.43)
▲人脈の作り方で名刺交換後に重要なのは、「教えてください」という心構えでご挨拶に行きたいと自分からコンタクトすること。「あの発言に関して非常に感心を持ちました。もっと詳しく教えてください」と連絡する。(p.47)→教えてくださいと言われて悪い気がする人はいない。
▲御礼の打ち上げはするほうがよい。(p.50)
▲話の枕=引き出しの用意の仕方。例えば、秘書をしている女性を落とす場合、村山由佳『おいしいコーヒーの入れ方』シリーズを読むよう指示する。→ベストセラーなら女子との話のタネになる。1Q84などもよい。
▲店でこちらが払う場合、お店に今日の私のお客さんにはお支払いをさせるわけにはいかない事情があるといって、ぽーんと二万円なりを預けておく。そして会食終了後おつりだけもらうのがスマートなやり方。伝票を回すと組織がうしろにあると思わせるので、場合によってはよくない。→あなたを個人的に大事にしているというメッセージ(p.61)
▲自分の魅力を向上させるために重要なことを端的に言うと、『儲けた銭をばらまく意思があるか否か』という点に尽きる。勝間勝代は印税の二割をある団体に寄付している。できれば自分が化成だ二割を社会に還元する活動を続けることで発想が変わり、結果的にいろいろなモノが回ってくる(pp.65-66)
▲相手と初めて会ってから三ヶ月以内に三度会う。そうすれば、その相手はその後三年間、自分のことを覚えている。最初は挨拶。その時に物を借りて二度目に物を返す。そしてさらに「お世話になりました」といって、三回目につなげる。そして三年の間に実績を作る。逆に別れるときは三ヶ月以内に三度会うことを避ける。(pp.120-121)
▲婚活女子を理解するには、中村うさぎを読め。『セックス放浪記』『女という病』『壊れたおねえさんは、好きですか?』など。自己確認の旅をしている女性は、パートナーを見つけるためでなく、自分の価値を確認するために行動していることがよくわかる。(p.127)
▲相手との上下関係など接待での知識の本。『国際ビジネスのためのプロトコール』寺西千代子。(p.164)
▲相手に足元を見られないようにするためには、相手に弱みを見せないこと。白紙領収書を切るなど下品なことをしない。お金、お酒、女性の三つは人間関係を構築していく場合特に気をつける。誰であれ仕事相手は丁寧に接し、恨みを買わないようにする。(p.165)
▲客観的に見て「こいつ、俺より下だな」と自分が思っている相手こそが、実際にはイーブンの相手。頭二つ出て初めて上と言える。(o.166)
▲相手から無礼なことをされたら、20回に1回くらいは大暴れしたほうがよい。舐めて貰ってはこまる、という態度表明。(p.167)
▲何も返させず、一方的にどんどん贈ってしまう。これは主従関係と同じで、「主」側が必ず何かを「従」に与え続ける関係で、上下関係を固定させることになる。こうしたときは返そうと思ってもなかなか返せる物ではなく、返せないことが重荷になって主従関係が固定化される。一番良い方法はばらまくこと。やがて権力という形の見返りとなる。(p.200)
▲相手と別れたいときは、くらたまの『だめんずうぉ〜か〜』をテキストとして使え。相手が引いて去っていく環境を作れ。(p.212)

☆すべてが使えるかどうかは別にして、考え方として参考になる。

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