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『グループアイドル進化論』

『グループアイドル進化論』
岡島 紳士、岡田 康宏
マイコミ新書、2011/1/31、¥871

70年代ピンクレディー・キャンディーズからおニャン子クラブ、モーニング娘、AKB48、ももクロまで、女性アイドルグループの歴史を俯瞰する。『進化論』とはあるが、進化しているかどうかはよくわからない。

●コラムニストのナンシー関は、かつて著作『ハイファッション』96年7月号(文化出版局)のコラムの中で「有意識・無意識にかかわらず『銀蠅的なもの』に心の安らぎを覚える人は、老若男女の区別なく人口の5割w占めると私は見ている」と書き、エッセイストの酒井順子は『ヤンキー文化論序説』(河出書房新社)において「日本人であるならば、全ての人の精神の中に、濃淡の差こそあれ、ヤンキー的要素は存在する」と説いた。
 また、お笑いコンビ・浅草キッドの水道橋博士は、映像配信サイト「ミランカ」のトーク番組『博士も知らないニッポンのウラ』(07年10月15日配信)で「テレビ自体は95パーセントの人に向けてやっているメディアの典型じゃないですか?だから面白さっていうのは、ヤンキーに向けなきゃ駄目なんですよ」と語っている。
 つまり、日本において一般大衆に大きく支持されるには、ヤンキー文化圏の人々に受けなければならない、ということ。浜崎あゆみやEXILEなど、大ブレイクしたアーティストは、どこかにヤンキー的な要素を持っている。
 TV進出を果たしたアイドルにとって、最後はいかに「ヤンキーに見つかるか」がブレイクのポイントとなってくる。(pp.173-174)

☆大変鋭い指摘。アイドルに限らずすべての業種に当てはまるかもしれない。

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