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『陽だまりの彼女』

『陽だまりの彼女』
越谷オサム
慎重文庫、2011/6/1、¥540(TSUTAYA東大島)

一時期、どの書店に行っても平積みになっていて、「女子が男子に読んでほしい恋愛小説No.1」のキャッチが目についたので、買ってみた。

ベタベタ恋愛小説→ミステリー?→ファンタジー という展開で、確かに読み始めたら終わるまで辞められなかった。

ビーチボーイズのアルバム「ペットサウンズ」に収録された「素敵じゃないか」が彼女である真緒のテーマソングになっていて、効果的に使われていたのが印象的。


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『特等添乗員αの難事件II 』

『特等添乗員αの難事件II 』
松岡圭祐
角川文庫、2012/6/25、¥540(L)

水平思考―ラテラル・シンキングの使い手、浅倉絢奈シリーズ第ニ弾。

得意のラテラルシンキングで難題を解決し、順調に見えた添乗員生活だったが、目の前にいた窃盗犯を見逃したことからスランプに陥る。恋人であった壱条那沖との仲にもすきま風が吹き、絶不調。なりゆきから香港ツアーに添乗した絢奈に人探しの指令が下る。そこに那沖と姉の及愛も加わり、協力することになる。

凛田莉子シリーズもこのシリーズも、あまり緻密な推理ではなく、主人公たちの人間関係や青春物語をさらっと楽しむ本なので、そういう意味で面白く読んだ。

●予定の時間を大幅に超過していても、絢奈は遅れを取り戻すすべを心得ていた。
 入国審査の外国人用カウンターの前には、いつもながら長い列ができている。ふつうに並べば抜けるまでかなりの時間を要する。すぐさま絢奈はツアー客を三つのグループに分けて、閉まっているカウンター、乗務員専用、居住者用のそれぞれ隣に伸びる外国人用の列に並ばせた。
  はじめのうち列の消化は鈍かったが、数分もすると急に進みだした。絢奈の狙い通りだった。込んでいれば空きカウンターに職員が入ったりするし、暇になりがちな乗務員用の居住者用のカウンターは、手がすきしだい隣の列を呼び込んだりする。(1p.177)

☆ちょっとしたtips。

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『コレキヨの恋文』

『コレキヨの恋文』
三橋貴明
小学館、2012/4/2、¥1,680(amazon)

前に買った一冊を読む前に某政治家に譲ったので再度購入。

昭和恐慌前後の政治状況やデフレ経済と、ここ数年の政治混乱とデフレ経済の共通点に着目し、その処方箋を小説という形で提示した本。著者が自民党の参議院候補者ということもあり、安倍政権のやろうとしているインフレターゲットに近い政策になっているが、ベースは戦前に高橋是清が実施した政策で、すでにデフレ脱却という点では実績があるので、説得力がある。

高橋是清については「買い物は世界を救う JCB」の新聞広告でも使われたが、特に現在の日本においては本書で書かれたような経済拡大策を採るのは必然だと思った。


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『謎解きはディナーのあとで 2』

『謎解きはディナーのあとで 2』
東川篤哉
小学館、2011/11/15、¥1,575(借)

宝生麗子&執事影山シリーズ第二弾。

テレビドラマの原作になったこともあり、先にドラマで見たプロットを後から読むことになった章もあった。謎解き自体はかなり無理があり、また、誰にも気づかれないお嬢様刑事自体荒唐無稽な設定なので、その世界観を許容した上で二人の掛け合い漫才を楽しむ小説。

ただ、影山の、何でも「ございますか」をつける変な敬語だけは、わざとかもしれないが違和感をぬぐえない。

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