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『防衛省』

『防衛省』
能勢伸之
新潮新書、2012/7/20、¥777(有隣堂亀戸)

防衛省の歴史・組織・憲法問題・集団的自衛権など今後の課題についてバランス良く学べる本。コンパクトではあるが、大変しっかりした内容で、最近の新書ではめずらしい作り。

防衛省が、旧海軍の掃海部隊を引き継いで始まり、戦後すぐに朝鮮半島への実戦を経験し、戦死者を出したことは、今まで知らなかった。また、当初米占領軍のお世話係から調達庁が作られ、それが時を経て防衛施設庁になり、その不祥事により、防衛省に統合された歴史や、警察予備隊とは言うものの、内容は旧軍の兵士によって構成されたことなど、大変勉強になった。

●掃海部隊は、日本国内で第二次大戦の後始末をしていただけではありません。1950年に勃発した朝鮮戦争で、掃海は米軍の上陸作戦に不可欠でした。そこで米軍は、日本に掃海部隊の出動を要請します。これをうけて海上保安庁は特別掃海隊を編成し、秘密裏に朝鮮半島・元山沖、仁川等で、掃海作業を実施しました。
 このうち一隻が触雷、沈没。犠牲者も一名出ました。その後も数次にわたって、述べ46隻の船艇、約1200人が朝鮮半島海域で掃海作業に従事。一隻が座礁したと伝えられています。(p.19)

☆海上保安庁・海上自衛隊の重要な歴史。

●2006年9月に就任した安倍晋三首相は「防衛庁の省移行については、我が国の危機管理体制を万全にするため、ぜひとも必要であると考えています」(衆院本会議2006/10/13)と発言。省昇格は必要と言い切ったのです。こうして同年12月15日、「防衛庁発足以来の宿願」と言われた「防衛省への昇格」のための防衛庁設置法一部改正が成立しました。(p.116)

☆安倍首相の功績の一つ。

▲自衛隊隊員数は23万人(p.249)

☆国家の規模に比してコンパクトな組織。

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