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『クローズド・ノート』

『クローズド・ノート』
雫井脩介
角川文庫、2008/6/25、¥700(BO¥105)

万年筆が多く取り上げられているというので読んだ。沢尻エリカの「別に」で有名になった原作小説。

教育大学生の堀井香恵は、引っ越したアパートのクローゼットで前の住人が残したノートを見つける。アルバイト先の文房具店で万年筆を売っているなかで、客として来た石飛隆作と親しくなる。自分の生活で親友の彼氏に誘われたりして悩むうち、次第にノートに残された小学校教師真野伊吹の日記を読むようになる。

万年筆は小説の前半に主に取り上げられていて、後半は香恵と隆作、伊吹と隆の二組の恋愛が交錯していく様子が描かれている。推理小説ではないので、ネタはほぼ前半で割れているが、香恵の心の揺らぎの描写がうまく、最後まで一息で読んだ。

●「人類は道具を使うことによって進化したのよ。それへのこだわりがなくなったら人類じゃないわよ」
 人類って…私が試し書きした「人間」くらい大きく出たなぁ…私は加奈子さんの信念がなんとなくユーモラスに感じられておかしかった。(p.96)


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