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『続ける力―仕事・勉強で成功する王道』

『続ける力―仕事・勉強で成功する王道』
伊藤真
幻冬舎新書、2008/03/30、¥756(八重洲BC)

司法試験の受験塾を主宰する著者が、その経験からいかに物事を継続するか、について述べた本。技術的なことも書かれているが、最終的には「やりたいことをやる」と書かれているように、意志の力、という結論になっている。

●人間には「原則」に戻ろうとする習性があり、例外が続くのを気持ち悪く感じます。[略] したがって、何か新しいことを始める場合には、「それを生活の原則にする」という、意識の組み換えが必要なのです。[略]「原則になる」とは、いいかえれば「習慣になる」ということです。[略]
 新しく始めることを、「それをやらないほうが落ち着かない」という状態にまでもっていければ、目標の五割は達成したも同然です。(pp.28-30)

●スランプに陥りそうなときには、「部分的な問題を全体視しない」「短期的な問題を永続化しない」という二つのポイントを、ぜひ自分に言い聞かせてほしいと思います。そのような内容をノートやカードに書いておいて、最近元気がないなと思ったときに、見るようにするのも効果的です。(p.61)

●すべての短期合格者に共通するのが、「基本を大切にして繰り返し勉強する」という点です。[略]
 短期合格者の勉強法を見ていると、ほとんどの人がかなり早い段階で実際の試験問題を解く訓練を始めています。それにより、本番の試験ではいかに基本的なことが繰り返し出題されているかを知り、基本の反復が本番での高得点に直結することを、日々、実感しているのです。
 基本練習の効果を実感できれば、飽きを感じることも少なくなります。
 これは、司法試験以外の試験の、過去問の勉強についてもいえることです。
 過去問は本番直前に、試験の傾向を知ったり、ヤマをはったりするためにやるものと考えている人もいます。しかし、勉強を初めてできるだけ早い段階で実際に解いてみることが、最も効果の高い過去問の勉強法です。(pp.80-82)

●一度勉強しただけでは覚えてくれない脳も、同じ事を何度も繰り返してインプットされれば、「こんなに何度も入ってくるのだから忘れてはいけない重要な情報なのだろう」と判断してくれる。いわば、情報の重要性を脳に「錯覚」させるのです。(p.123)

●暗記すべき勉強の内容に興味を持てば持つほど、記憶はしやすいと言うことになります。これは、脳科学を知らない人でも、経験的にうなずける話です。[略]
 また、楽しいことに限らず、覚えようとしている内容を喜怒哀楽の感情とからめるのも、記憶力を高めるのに有効だといわれています。(pp.124-125)

●私は、迷ったときはいつも、自分がワクワクするほうを選ぶことに決めています。
 二者択一を迫られたときの判断基準として、「よりリスクが小さい方を選ぶ」という考え方もあります。[略] リスクが小さい方を選ぶというのは消去法の選択です。自分の人生を消去法で選ぶのはイヤだという思いもありました。
 リスクの小さい方を選ぶという生き方ができないなら、主観的に自分が楽しい方を選べばいい。そこで私は、「うまくいったときに、よりワクワクするほうはどちらかで選ぶことにしたのです。(pp.153)


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