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『代官山 オトナTSUTAYA計画』

『代官山 オトナTSUTAYA計画』
増田宗昭
復刊ドットコム、2011/5/24、¥1000

2011/12に開業した代官山蔦屋書店のコンセプトについてCCC社長が語った本。
代官山で目指したものは、団塊の世代=プレミアエイジがライフスタイルを実践できる複合商業施設。若い世代がそのライフスタイルに憧れて集うような場所、というもの。

単に代官山店の話にとどまるものではなく、増田の経営思想を知るのによい本。

●僕は顧客価値って言葉をよく使うんだけど、顧客価値ってつまりは、その人が楽しいとか、元気が出るとか、幸せを感じるとか、そういうようなものなんだよね、[略] そうしたときに、情報って言うのかな、何かを知って元気になるとか、見て楽しいとか、そういう部分が強まってきていると思う。しかも情報には2種類あって、ひとつは過去のアーカイブ、過去のものを見て得られる情報と、もうひとつは今、伝わってくる情報。整理すると、最初はモノで人は幸せを感じて、次には過去情報とかバーチャルな情報で幸せになったけれど、今、人が幸せになれるのはライブな情報、今まさにこのようにしゃべっている感じとか、女の人から好きだよってメールが来たときの気持ちとかね。昔もらった手紙ではなくて、今来るメールっていうふうに変わってきているんじゃないかと思う。なぜライブって価値があるのかっていうと、ライブって限界があるじゃない。例えば僕の24時間の中で起こっていることしかライブっていわないし、僕が今日打てるメールって限りがあるし。その限界性にこそ、みんな無意識に価値を感じているのかもしれない。(pp.99-100)

●何かの企画を立てようとするとき、徹底的にシンプルに考えてみる。これもひとつの重要な方法論だ。[略]
 例えば、ビジネスを考えるときもそうだ。ビジネスというものには、つまるところふたつの要素しかないと私は思っている。そのひとつは顧客であり、もうひとつは商品だ。顧客に大して商品を提供する—これがビジネスの本質だ。それ以外は枝葉末節にすぎない。ということは、ここで企画を立てる際に必要なのは、1)どんな顧客に大してビジネスを行うか 2)どんな商品をその顧客に大して用意するか 3)その顧客と商品をどういう方法で結びつけるか、という3点でしかない。(p.113)

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