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『万能鑑定士Qの事件簿 XI』

『万能鑑定士Qの事件簿 XI』
松岡圭祐
角川文庫、2011/8/25、¥540(L)

凜田莉子シリーズ第11弾。祖父が建て、寂れ果てていた単立宗派の音隠寺を、願ったことが叶う「祈願箱」をメディアに売り込むことで観光スポットにまで作り上げた水無瀬瞬。そのからくりに気づき真相を明らかにしようとする莉子。しかし瞬は莉子と同じくチープグッズで瀬戸内陸の教えを受けた兄弟子だったため、なかなか真相をつかめない。

今回は莉子の兄弟子を出すことで知恵比べを演出している。毎回著者は何かしらの事柄に批判的な視線をそそぐが、今回は京都の有名寺院などの本音と建前を俎上にあげ、そのビジネス一辺倒の僧侶たちを皮肉った内容になっている。

●[瞬] 「建前の宗教論なんか要らないって。周りを見てみなよ。金閣寺の拝観料は四百円、清水寺は三百円。札やお守りみたいなグッズを売って、おみくじというアトラクションで稼ぐ。人は目新しい楽しみや歓び、風変わりなイベントを求めて足を運ぶんだよ。いいから、まかせてみなって」(p.18)

●歴史的な深み…。宗教としての純度を推しはかる目安にはならない。そのことは、彼ら[京都の住職や神主達] がいちばんよく判っている。神社仏閣の経営はビジネスにすぎないと割り切ったからこそ、ここにいる神主や住職たちは成功者の部類に入っているのだろう。どの寺社にも縁結び祈願のコーナーがあり、おみくじの自販機を置き、茶屋がある。パワースポットめぐりのスタンプラリーには、有名どころの寺社のほとんどが参加している。参拝料もしくは拝観料という名の入場料もとる。グッズも多種多様に作る。本堂のなかでも物販がおこなわれるのが京都だ。来客に夢を売る。テーマパークとどう違う?(p.39)

▲四つの数字を大から小へならべ、小から大へならべ、その差を出したら、もう一度大から小へならべ、小から大へならべてその差を出す。すると、答えは常に6174になる。(p.249)

☆証明は
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1012832050
など。

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