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『ソーシャルメディア進化論』

『ソーシャルメディア進化論』
武田隆
ダイヤモンド社、2011/7/29、¥1,890(丸善日本橋)

タイトルにだまされて買った。
ソーシャルメディアをインターネットの中に位置づけるという主旨の本らしいのだが、論文風のわりに論旨が明快に見えず、読むのに苦労した。内容的には自分でソーシャルメディアを使っている人間であれば目新しいことは見出せないだろう。読み方が悪いのかも知れないが、結局何を言いたいのか最後までよくわからなかった。
一言で言うならば、ソーシャルメディアで成功しようと思ったら、お客さんと深いつながりを築くシステムを設計せよ、ということらしい。

●インターネットの参加者は、大衆として扱われることを極端に嫌う。自分たちは、個の集合であると主張する。交換可能な大衆として扱えば、無視されるどころかかみつかれる。インターネットでは、対話を通して、ひとりひとりを特別で唯一の存在として扱う態度が求められる。(p.79)

●[関係構築のソーシャルメディアの特徴としての「20名の法則」により] お互いのニックネームやプロフィールを覚え合って、長期間にわたりお互いを配慮し合える空間は20名程度が限界で、それ以上になると関係構築の場としては不向きになるようだ。[略]
 20名を超えて活性を維持するサークルも出現する。それらのサークルは、参加者が20名を超えたあたりで場の用途を関係構築から情報交換に変えて使用し始めるという状況が繰り返し観察された。関係構築の場として使われるソーシャルメディアは、情報交換を目的としてそれとは正反対の形態を見せる。[略] マイミクでも実際に交流がさかんなのはだいたい10名程度で20名を超えることはめずらしい。私がいないと成り立たない、自分はこの場の大事な一員だとみんなが思えている状況が、場を最も活性化させる。(p.99-100)

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