映画『モテキ』
映画『モテキ』
109シネマズ木場
監督:大根仁
出演:森山未來、長澤まさみ、麻生久美子、リリーフランキー
もてない男藤本幸世が、半ニートを卒業してニュースサイトの記者になり、twitterつながりで雑誌記者みゆきと出会ったことからモテキが訪れる。
幸世が出会う四人の女性はそれぞれニュースサイト上司、雑誌記者、OL、子持ちガールズバー店員と個性豊かで、幸世は妄想を全開にしながらも仕事をすることで少しずつ成長していく。
キャッチは「恋が攻めてきた」とあるように幸世が受け身に徹しているような印象だが、実際には彼自身が就職をし、社会と接触を持ち、30代という年齢を自覚していくことで道が開けているので、彼の成長物語として見ることができる。ただ、女性視点でこの映画を見ると、どうなるのかはよくわからない。
また、サブカルの引用が随所に配置されているようで、細かく見るとまた違った見方が出来るのかも知れない。
色々と自分にも身に覚えのある話が映し出されて、昔を恥ずかしく思い出しつつ楽しく見た。
●「 お前みたいなサブカル糞野郎から金巻き上げる為にこの会社立ち上げたんだよ」(墨さん)
☆リリーフランキー演じるニュースサイト「ナタリー」社長の墨さんのセリフ。このセリフはそのままこの映画について監督が考えていることではないか。
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