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『「マエストロ、時間です」―サントリーホールステージマネージャー物語』

『「マエストロ、時間です」―サントリーホールステージマネージャー物語』
宮崎隆男
ヤマハミュージックメディア、2001/10/1、¥1,680(L)

知人に薦められて。

サントリーホール初代ステージマネージャーの著者によるステージマネージャーの仕事や、サントリーホールの設立の過程を描いた話。
戦後すぐの日本が貧しかったころから現代まで、どのように音楽の舞台を作り、指揮者や音楽家を舞台に送り出してきたか、裏方としての仕事の苦労が語られる。また、サントリーホールを作るにあたって、「ホールそのものが楽器と呼べるような、理想のホールを作りたい」(p.42)という佐治敬三氏の夢をかなえるため、カラヤンらの助言をもとにワインヤード・タイプ(ブドウ畑型)のホールを作り、カラヤンに「感激したよ。このホールは"音の宝石箱"のようだね」(p.120)と言わしめたエピソード等、裏方としてすべてを見てきた著者だからこそ書ける話を知ることができる。

 小沢征爾さんは特にそうだが、一流と称されるほどの人物はスタッフを本当に大事にする。ソリストやオーケストラ・メンバーだけではない。わたしのような舞台係や照明係まで尊重してくれるのである。
 当然、聴衆をも大切にしているのだが、根底にあるのは音楽に体する愛だろう。それを感じるからこそ、だれもが心のうちに大いなる豊かさを味わえるのだと思う。(p.158)

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