« Letter from Steve Jobs | トップページ | 『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』 »

『伝説の外資トップが説く リーダーの教科書』

『伝説の外資トップが説く リーダーの教科書』
新将命
ランダムハウス講談社、2008/11/27、¥1,680(ABC丸ビル)

『経営の教科書』と対になるリーダーの教科書。経営者のみならず、それぞれの部署でのリーダー、これからリーダーになる人に向けて書かれている。
不易流行の不易の部分を自らの経験を元に説く本で、ほぼ全てのページに参考となる言葉があり、何度でも読み返す価値のある本。

●難しいからこそ、やる価値があるのだと気づいた会社や人だけが、大きく伸びるのだ。(p.25)

●謙虚さを持って、人から学ぶ姿勢がある人は、いつまでも人から尊敬されつづけるし、身を誤るこtもおない。(p.44)

●情熱の火を燃やし続ける二つの方法がある。そのひとつは、"長期と短期の納得目標を追いかける"ということだ。もうひとつが、"情熱の火を分けてくれる人とつきあう"ということである。[略] セルバンテスの『ドンキホーテ』にこんな一節があった。「おまえが誰とつきあっているか言ってごらん。おまえが誰だか当ててやる」 自分のまわりを、よく見回しておくことである。(p.57)

●「人は思ったとおりの自分に近づく」という言葉がある。思い続けていると現実化する傾向が強い。自分はダメだ、ダメだと思っていると、本当にダメになってしまうのである。[略] 逆にリーダーになる人は、[略] しっかりと目標を定め、人よりも多くの努力さえすれば、物事は必ず成就すると考える。(p.63)

●結果が出ない理由は、そもそも三つしかない。正しいことをやっていない、正しいことをやっているけれどもやり方が間違っている、正しいことを正しくやっているが徹底的でない、の三つだ。(p.74)

●方向性とは、三点セットから成り立っているものであると理解する必要がある。
 理念+目標+戦略=方向性 (p.101)

●私は「八褒め二叱り」と呼んでいるが、褒め・叱りのバランスは、褒めが八割、叱りが二割、くらいの比重がいい。(p.127)

●戦術の失敗を、戦略で補うことはできる。だが、戦略の欠如を戦術で補うことはできない。(p.171)

▲中途採用者を見分ける四つの質問
 1)あなたはなぜ、いまの会社を辞めて、ここに入りたいと思うのですか?
 2)あなたがいままでのビジネス人生の中で成し遂げた最大の功績は何でしたか?
 3)いままでのビジネス経験の中で、一番大きな失敗を一つか二つ、挙げてください。また、その失敗から何を学びましたか?
 4)あなたの短期と長期の人生の目標は何ですか? (pp.203-206)

●私は営業以外の仕事に就いているときは、働く時間の20パーセントから30パーセントは社外で過ごすという時間配分を心がけていた。店に行ってみる、営業に同行してみる、工場に行ってみる。社長時代には現実的な情報を手に入れるために少なくとも月に二度か三度は一日外に出て現場に足を運ぶ、という現場・現物・現状の三現主義を実行していた。[略] 顧客情報に対するリテラシーのない企業に、未来があろうはずがない。(p.233)

●かつてソニーを率いた盛田昭夫会長の講演会の席でこんな質問をした人がいた。「コミュニケーションで一番大事な点は何ですか」、と。会長は、例の人を引き込むような笑顔でこうおっしゃった。
「相手と波長を合わせることです」
 つまり、相手に伝わる表現で、相手にわかる言葉で、相手の価値観や感性と合わせて話しなさい、ということだ。(p.237)

●成功=〔情熱×スキル(仕事力)×マインド(人間力)〕×運 (p.276)

●運はよくすることができる。そのためにはいくつかの具体的な方法がある。一つは「自分は運がいい」とつねに思い続けることだ。[略]
 もうひとつ、運を良くする方法がある。運のいい人とつきあうことだ。情熱の火をくれるような人とつきあうと情熱の火が高まるが、それと似ている。だから、会社の場合でも上昇気流の会社と合併や提携すると運がもらえるし、落ち目の会社と組むとこちらもダメになってしまう。しかも運のいい人というのは、運のいい人どうしで集まっていたりする。そういうところに加わると、相乗効果で運気が高まるのだ。
 さらにもうひとつ挙げるとすれば、信頼できるメンターを持つことである。生きる勇気、人生の知恵、ヒントをくれる。そういう師を三人持つ。[略] 三人メンターがいれば、挫折はあっても、大きな失敗はない。必ず苦境から這い上がれる。また、その苦境から這い上がるプロセスが人を一回りも二回りも大きくする。(pp.277-278)

●「今日の自分は、昨日までの自分の結果である。将来の自分は今日からの自分の結果である」(p.278)

●「未来を予測する最善の方法は、未来を自分で創ることである」(The best way to
predict the future is to create it.)(p.279)

|

« Letter from Steve Jobs | トップページ | 『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40886/52595317

この記事へのトラックバック一覧です: 『伝説の外資トップが説く リーダーの教科書』:

« Letter from Steve Jobs | トップページ | 『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』 »