« 『万能鑑定士Qの事件簿VII』 | トップページ | 『私の神保町』 »

『ビブリア古書堂の事件手帖』

『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』
三上延
メディアワークス文庫、2011/3/25、¥620

北鎌倉駅前にある古本屋ビブリア古書堂の店主篠川栞子と、ひょんなことから店員となった主人公五浦大輔を軸にした、古本を巡るいくつかの物語。

ライトノベルレーベルで出ているが、SF的設定はない。夏目漱石『それから』、小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』、クジミン『論理学入門』、太宰治『晩年』の古本を巡るエピソードがつづられ、全体を通して一つのミステリーが解決される、という筋立てになっている。
北鎌倉という場所の設定からか、とても穏やかにストーリーは進み、最後の謎解きも、けっしてギスギスしたものになっていない。良作。

読んでみたい本:
『書物の出現』リュシアン・フェーヴル&アンリ=ジャン・マルタン、ちくま学芸文庫(p.103)
『落穂拾ひ・聖アンデルセン』小山清

|

« 『万能鑑定士Qの事件簿VII』 | トップページ | 『私の神保町』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40886/51253825

この記事へのトラックバック一覧です: 『ビブリア古書堂の事件手帖』:

« 『万能鑑定士Qの事件簿VII』 | トップページ | 『私の神保町』 »