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「言霊の祈り」(日経新聞2011/3/24、p.32)

小池真理子が日経新聞の「文化」欄に書いた小論。
震災を受けて作家として考えたこと、被災地の友人からのメールに書かれていたこと。

なぜ私たちは本を読むのか、そのメールを読んで深く考えさせられる。
本、それも紙の本を読むことが人間の証となる瞬間がある。
人は本を読む。どんなときでも、そこに本がある限り。

震災後、やっと連絡がとれるようになった仙台の友から、私の携帯に長いメールがきた。想いの丈を吐き出すようなメールだった。 『電子書籍って何だろうね。停電してたら何の役にも立たないじゃない。やっと電気が通じたけど、テレビは怖くて、これ以上、観たくない。本が読みたい。紙に印刷されたものが読みたい。お願い、本屋さんをなくさないようにして!このうえ、私たちから本まで奪わないで!』 彼女は読書家で、常に本を読みあさっている。震災で出版関係の機能も滞っている、という私からのメールに対する返信だった。(日経新聞2011/3/24、p.32)

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