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『万能鑑定士Qの事件簿V』

万能鑑定士Qの事件簿V
松岡圭祐
角川文庫、2010/8/25、¥540(L)

凛田莉子シリーズ第6弾。本巻は莉子のパリ旅行に高校時代の担任がなぜか同行し、パリで高校時代の同級生が遭遇するフォアグラ食中毒事件に巻き込まれる。

莉子の超人振りは相変わらずで、ちょっと勉強しただけでフランス語をぺらぺらしゃべる。普通、外国の警察や一般人とコミュニケーションとれる程度の外国語を学習するだけで相当時間かかるはずだが、そこは万能鑑定士の本領発揮で数日でぺらぺらになる。そこに疑問は許されない。また、外国警察の捜査に外国人観光客がいきなり参加するとか、絶対ないはずだが、そんなことも考えてはいけない。と彼女にはすべてが可能、というのがこの作品世界の掟なのだから。。。

著者の使いたい写真のトリックをうまく当てはめるためというのが、本作の舞台をパリに選んだ理由の一つだと思うが、どうも設定が強引で話について行けなかった。

「ここに三本の棒があったとする。表層はペンキでそれぞれ赤と青と黄う塗り分けられているが、素材は木製または純金製のどちらかだ。もし赤が純金製だったら、貴は木製。一本もらえるとしたら、どれにする?」 「青ですね。条件に合致する組み合わせのパターンは六つ。うち、赤、もしくは貴が純金である確率は三分の一、青は二分の一ですから」(pp.157-158)


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