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残念な人の仕事の習慣

残念な人の仕事の習慣
山崎将志
アスコム、2010/9/20


能力はあるが結果が今ひとつになってしまう人を「残念な人」と定義し、どのような人が残念な人か例を挙げていく。

著者が卒業後就職したコンサルに自分もいたので、シカゴでの新入社員研修の記述はなつかしく読んだ。が、しっかり研修をしたあとに遊ぶ体力があったことで「人間は意外とタフである」などと臆面もなく言っているあたり、なんとなく著者の研修態度が見えてしまう。

また、腰を痛めてから、六時に帰ることにしたために同僚に色々迷惑をかけ、次第に著者のポカを先回りして確認してくれるようになった。それを、今は彼らがリスクを減らす訓練になってよかったのではないか、といったことを述べている。(p.128あたり)

上記2点から、むしろ著者自身が「残念な人」だったのではないか、と思えてくるのは気のせいか。

また、ブックカバーを単にコストと見ているが、これは、万引き防止や会計済み商品であることを示す標識でもあるので、単なるコストではない。この例を含め、全体的に分析が浅いと思わせる本。

相手によって変わるプレゼンのポイント
     役員、部長、課長、担当者
人となり ーーー相手の関心事ーーー 知識
what,why ーーー聞きたいことーーーhow
一枚の紙  ーーー欲しいものーーー厚い資料  (p.78)

面白いことはそこら中に転がっている。キーワードは、ゲーム化、日常へのフィードバック、勉強との接点、自分のポジションの構築である。繰り返すが多くの人が気づいていないのは、面白い仕事は、つまらない仕事の積み重ねで成り立っているということである。(p.140)

我々働き手は標準化の圧力にさらされている。あたなの仕事は、以下の3点に照らし合わせてみて堂だろうか。
1. よその邦、特に発展途上国にできること
2. コンピュータやロボットにできること
3. 反復性のあること(『ハイ・コンセプト』ダニエルピンク)
もし、あなたがこの三つの条件に一つでも当てはまる仕事をしているとしたら、将来をよく考え直す必要があるだろう。(p.146)

スーパーで板チョコを買うとしよう。[略]値段が全く同じだったら、好きなものを買う。では、その好きなものよりも、他の二つの方が値段が安かったとき、一体いくらまでの差なら好きな方を買うのだろう。買い物で何か一つを選ぶ。一つが選ばれた瞬間に、他の二つは競争に負けているのだ。我々も社内で、あるいは労働市場で同じように選ばれているのである。選ばれないと感じている人は、自分が選ぶと言うことに敏感になることから始めてみてはどだろう。[略]あなたの選び方のこだわりが、相手からの選ばれ方と比例する可能性があるからだ。何でもいい加減に選ぶ人は、いい加減に選ばれる。安いものばかり選ぶ人は安いかどうかで選ばれてしまうものだ。(p.148)

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