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『佐藤可士和の超整理術』

『佐藤可士和の超整理術』
佐藤可士和
日本経済新聞出版社、2007/9/15

最近メディア露出が多い著者の本。著者の手がけたすっきりシンプルな広告がどのように生まれてくるか興味があったので、読んだ。

表面的な対処が真の問題解決にならないのは、対症療法が病気の原因そのものを取り除く訳ではないのと同じです。少し話がずれるかもしれませんが、僕自身、定期的に運動を始めたら、そのことをいっそう自覚するようになりました。実は三年ほど前から、バランスボールを使ったトレーニングを続けています。地味な訓練ですが、身体が驚くほど丈夫になりました。苦手だった早起きもできるようになったし、腰痛も治って風邪もひかなくなった。身体感覚が全体的にするどくなりました。[略] 対症療法で症状を一時的に鎮めるのではなく、身体の軸を整えることで本来の健康を取り戻す。根本的な問題と向き合うことで、スムーズに解決へと至ることはたくさんあるのです。(pp.45-46)

どんなプロセスで整理を行っていけば、問題の本質をきちんと捉えて対処することができるのか。僕はたいがい、このような順序で進めています。
1. 状況把握:対象(クライアント)を問診して、現状に関する情報を得る。
2. 視点導入:情報に、ある視点を持ち込んで並べ替え、問題の本質を突き止める。
3. 課題設定:問題解決のために、クリアすべき課題を設定する。
プロセスとしては、実に単純です。でも、ひとつひとつに大きな意味がある。面倒だからといって、これらを飛ばして行動に移ると、本質からほど遠い、的外れな結果になってしまいます。(pp.47-48)

「モノをしぼって、すっきりと気持ちいい環境のなかで、効率的に仕事をしたい」
これが僕の"空間"の整理を行う上での大前提になっています。(p.69)

整理することは、仕事の精度アップに直結するーーこうしたポジティブな目的のもとに、積極的な気持ちで取り組んでください。(p.70)

"捨てる"勇気が、価値観を研ぎすます
本当に必要なものを自問自答するということは、結果的には、いらないものを捨てることでもあります。この"捨てる"という行為が難しい。なぜなら、それは自分のなかの"不安との闘い"だからです。(p.79)

そのためにもおすすめなのが、毎日、帰ったらカバンの中身をいったん机の上に全部あけてしまうこと。こうすれば、入れっぱなしになっているDMや雑誌などは、確実になくなります。(p.80)

それぞれのモノに定位置を決めておくこと。これは肝に銘じておくべきです。たとえば、引き出しの一段目の手前にはペン類、二段目には最新プロジェクトの資料といったふうに。これが習慣になれば、デスク上をきれいに保てるだけでなく、どこに何があるか把握しておくことができますから。(p.88)

「本質的な問題のありかに気づくためには、客観的な視点をもつことが重要だ」(p.125)

自分自身の"無意識の意識化"はハードではありますが、何度も仮説を立てて自分にぶつけてみてください。「相手の中に必ず答えはある」と述べましたが、同様に「自分のなかにも必ず答えはある」のです。(p.168)

柳井さんの言葉で印象に残ったものの一つが「服は服装の部品」。これはつまり、「ユニクロはいわゆる"ファッション・カンパニー"というより、どちらかといえばネジや釘などを売っている東急ハンズのような"パーツ・カンパニー"という感覚なんです」ということ。[略] 淡々と部品を作っている感覚が、ほかとは全く違うユニークネスだと感じました。(pp.178-179)

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