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『彼女を言い負かすのはたぶん無理』

『彼女を言い負かすのはたぶん無理』
うれま庄司
PHPスマッシュ文庫、2010/11/24

高校生ディベートをネタにしたライトノベル。
突っ込みどころ満載だが、そのあたりは生暖かく見守って読む本。
余計な能書きは横に置き、楽しいからディベートをする、嘘で勝つことこそディベートの喜び、と登場人物に語らせる著者の考え方に自分は近い。

「先輩はどうしてディベートをしているんですか」 「ん?楽しいからに決まってるじゃない」[略] 「ディベートって日本じゃあまり知られていないけど、世界一を決める大会だってあるくらい規模の大きな競技なのよ」 アイラがうっとりと淫らな表情を浮かべる。 「世界中が注目するその場でウソが真実を駆逐したら、最っ高にゾクゾクするでしょうね・・・!!」(pp.177-178)

テーマに対してどう主張しようか、相手の主張にどう反論しようか。そのときの反応を考え、反撃の方法を考えるのが最高に楽しいのだ。ディベートそのものは、実はそれほど楽しんでいなかった自分に気がついた。楽しいことだけをすればいい。そのためにやるべきことだけを考えればいい。(p.190)

好奇心は猫を殺す。(p.223)

ディベートでは、ジャッジは完全に中立的な立場を取る。ディベート内で述べられなかったことは、たとえそれが常識的な内容であったとしても、判断の対象にはならない。そのため反論しなければ、その主張は百パーセント認められてしまう。(p.240)

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コメント

あれこれとネタを探してくるのに忙しいラノベですが、とうとうディベートまで…
早速買ってみます♪

投稿: タカ893 | 2010/11/23 21:50

マーケティング的にはそれなりに計算できるネタなので、いいところに目をつけたな、と思いました。
ディベート経験人口は中高大とOB10年分でざっくり2万人くらいだと思うので、半分としても1万部、今の出版業界でこれだけ売れれば御の字でしょう。

投稿: godspeed | 2010/11/26 08:50

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