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これならわかる! 哲学入門

これならわかる! 哲学入門
富増 章成
PHP研究所、2008/5/13

プラトン、アリストテレス、デカルト、カントから仏教、老荘思想まで、いろいろな譬えを使ってわかりやすく説明する。

本当にそれで正しいのか、と言われると著者の解釈に乗った上での理解になるから確実とは言えないが、概略を知るにはいいやり方だと思った。
ニーチェの「力への意志」が、ショーペンハウアーから導かれていたところなども、わかりやすく説明されていた。
自分では、『マトリックス』を使ったロック・ヒュームのイギリス経験論の章と、パース・ジェイムズのプラグマティズムを占いで説明する章が興味深かった。

ロックの経験論では、認識論が展開された。ロックによれば、人間の心は白紙(タブラ・ラサ)の状態で生まれてくる。いっさいは経験によって獲得される。経験こそ知識のすべての基礎である。これは、デカルトが生まれたときから与えられているとする理性の力への信頼を逆なでするような立場なのだ。(p.84)

「存在するとは近くされることである」この世界は、知覚されているときだけ存在している。つまり、マトリックスだったのである。(p.91)

「人生は生きるに値するか」の答え。それはまさに「人生は生きるに値するから値する」というポジティブなもの。ジェイムズはそういう考え方で人生に臨もうと諭すのである。(p.290)

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