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ブラックペアン1988(下)

ブラックペアン1988(下)
海堂 尊
講談社文庫、2009/12/15

小説の鍵として、小説内でペアンを体内に残す、という現実では大問題になりそうなことを描いている。いくら小説とはいえ、医者として小説をこのように納めてよいのか、と少し疑問ではあった。

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ブラックペアン1988(上)

ブラックペアン1988(上)
海堂 尊
講談社文庫、2009/12/15

高階、黒崎、垣谷、藤原などバチスタシリーズでは大御所クラスの面々が、まだ若かりし頃、佐伯教授の部下として登場する。田口、速見、島津、花房なども学生・新人として顔を見せる。
主役は医者一年生の世良。彼の目を通して、登場大学病院で繰り広げられる医者のぶつかり合いを描く。
ミステリーではない。
そろそろ小説のネタがつきてきたのか、バチスタシリーズほどの爆発力がない。

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イノセント・ゲリラの祝祭 (下)

イノセント・ゲリラの祝祭 (下)
海堂 尊
宝島社文庫、2010/1/8

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イノセント・ゲリラの祝祭 (上)

イノセント・ゲリラの祝祭 (上)
海堂 尊
宝島社文庫、2010/1/8

現在の日本が抱える解剖の問題点について、小説の形を借りて著者の思いを語った本。
田口、白鳥ほかシリーズでおなじみの人物は登場するが、必ずしも主役としての扱いではない。また、ミステリーでもない。医療小説と呼ぶべきジャンルだが、半分ノンフィクションのような印象も受ける。

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御名残三月大歌舞伎

2010/03/14 第2部(14:30-17:30):歌舞伎座(1階15列36,37番)

歌舞伎座さよなら公演御名残三月大歌舞伎

1. 筆法伝授(菅原伝授手習鑑)
 菅丞相:仁左衛門 園生の前:魁春 戸浪:芝雀
 梅王丸:歌昇 左中弁希世:東蔵 武部源蔵:梅玉

2. 弁天娘女男白浪
 弁天小僧菊之助:菊五郎 南郷力丸:吉右衛門
 忠信利平:左團次 伜宗之助:菊之助
 鳶頭清次:團蔵 浜松屋幸兵衛:東蔵
 赤星十三郎:梅玉 日本駄右衛門:幸四郎


菅原伝授手習鑑は、この段を見たことがなかったので、興味深く見た。
仁左衛門の菅丞相は威厳があってよかった。

菊五郎の弁天小僧は、年齢的にどうだろう、と思った。周りの役者が大御所なので、倅の役が精一杯だったのだろうが、弁天小僧は菊之助で見たかった。
吉右衛門・幸四郎・左団次共よかった。梅玉はもう少し押し出しがあるとよかったと思う。

今の歌舞伎座で多分最後の観劇。生まれて初めて見た橋之助の小金吾討死で感動して、それから機会のあるごとに歌舞伎を見てきた。文字通り名残惜しい。

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新世紀メディア論

新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に
小林弘人
バジリコ、2009/4/3

既存メディアはネットに移行できなければ死ぬ、というよくある話。大枠としての趣旨はわかるが、情報が雑多で整理されていないことが多く、非常に読みづらかった。

「出版」という言葉を拡大定義して通常なら「配信」と言えばよいネットの情報流通にも「出版」という言葉を当てはめる。版を使わないんだから、出版じゃないだろう、と突っ込みを入れたくなる。本書中にアメリカ人と話をした記述でも"publishing"という言葉は使わないね、と言われたと書かれているが、それでもそこにこだわりがあるらしい。

本書は結局、自分はネットでこんなことやあんなことをやっている、こんなことやあんなことも知っている、そういうことをやっている外国人を知っている、という自慢話の列挙にしか見えない。編集をもう少しししっかりして、系統立てて話を組み立てれば、かなり読みやすくなったのではないかと思った。いや、逆にだから「出版(従来の意味での)」「編集」がこれからも必要だ、という反面教師として読め、ということなのか。。。

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読書進化論

読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書)
勝間 和代
小学館101新書、2008/10/1

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世界は分けてもわからない

世界は分けてもわからない
福岡 伸一
講談社現代新書、2009/7/17

世界は分けないことにはわからない。しかし世界は分けてもわからない。ということを、絵画、人間の視覚、生死の境界などを例に取り、分子生物学の研究の話も交えて述べる。

生物学の話ははっきりいってよくわからないが、人間の視覚は正面よりも横の方を鋭く知覚するという話は興味深かった。

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ジオン軍の失敗

アフタヌーン新書 006 ジオン軍の失敗
岡嶋 裕史
講談社 (2009/5/8)

ザクがあまりに優秀で新規開発が遅れた、どんなに優秀な兵器もタイミングがずれ、数量が足りなければ役に立たない、などジオン公国の敗因を技術的側面から分析する。
読み進めるうちに、太平洋戦争における日本軍の零戦に始まる戦闘機開発に重ねられる部分が多くあるなあ、と思った。

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日本の「城」封印された真実

日本の「城」封印された真実 (KAWADE夢新書)
中山 良昭
河出書房新社 (2009/4/24)

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涼宮ハルヒの消失 劇場版

10/03/11
涼宮ハルヒの消失
ユナイテッドシネマ豊洲 screen7

SOS団のクリスマスパーティを控えたある日、キョンを残してハルヒが消える。誰もハルヒを知らず、クラスには代わりに死んだはずの朝倉がいる。朝比奈、長門は学校にいるもののハルヒのことをしらない。古泉は学校に存在すらしていない。途方にくれたキョンは、文芸部室にあった「ハイペリオン」で元の世界へ戻るヒントを見つける。。。

∞8でやられた後なので、気持ちよく見られた。登場人物に説明等はほとんどないので、ハルヒを既知の客をターゲットとしているのは明らかだが、むしろそれでよかった。ただ、150分はTV6話分の計算かも知れないが、映画としてはもう少し長かったかもしれない。
映像も精密さを増し、萌え度も数倍増し。
途中のキョンの内的世界描写は、エヴァTVシリーズを思い起こさせる演出。多分意識的にやっている。
長門の寂しさがよく描かれ、長門萌えにはたまらない。特にエンディングと、エンドロール後のおまけ部分は秀逸。

色々な意味であまり期待していなかったが、映画で見る価値はあった。
∞8もこの勢いでやってほしかった。
また、ビニールがかかっている映画プログラムを買ったのは、初めての経験で、熱心なオタクは、こういうのも、取っておくようと見るように二冊買うのか、と思ったりした。

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日本辺境論

日本辺境論 (新潮新書)
内田 樹
新潮社 (2009/11)

日本は地政学的に中華に対する辺境に位置してきたため、行動のすみずみまで辺境的な行動様式が身についている。それを変えようと思うのではなく、それを知った上で行動しよう、という内容。
何かの信条を民族の基礎とするのではなく、「変化し続けること」「きょろきょろすること」を民族の行動の基礎におくのが日本人だ、というのはわかりやすい定義だと思った。

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僕が2ちゃんねるを捨てた理由

僕が2ちゃんねるを捨てた理由 (扶桑社新書 54)
ひろゆき
扶桑社 (2009/5/29)

題名はほとんど関係ない。
内容は既存のメディアとインターネットの関係などについてのひろゆきの考え。
2ちゃんねるの延長だと思って読めばよい。

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限界の思考

限界の思考 空虚な時代を生き抜くための社会学
宮台 真司、北田 暁大
双風舎、2005/10/22

宮台と北田の対談をまとめたもの。

長々と衒学的で観念的な話が続いて、疲れた。読み通したところで、何かわかったかといえば、自分自身、宮台に馬鹿呼ばわりされている人種の一人だったりするから、ああそうですか、と受け流す程度で、よくわからなかった。何となく、彼らは世の中を動かしている「つもり」になりたいだけのような気がしただけで。

結局、宮台は転向したのだし、現実には何の役にも立たない言説を紡いでいるだけにしか見えない。「結婚して操を立てるのも参入離脱自由であえて」(p.433)やっているのだとか、三島由紀夫がそうだったから(と宮台が思っているだけだが)天皇を入替不可能なものとして考えるのも「あえて」(p.432)やっていることだ、とうそぶく。だったら、そのうち結婚をやめてまた出会い系に戻っても、右翼をやめても「あえて」やっているんだ、と言ってしまえば許されるとでも思っているのだろう。なんと世の中を馬鹿にした態度か。

まだ北田の言っていることの方がわかりやすいが、本書では宮台の引き立て役にしかなっていないような気がするのが残念。「嗤う日本のナショナリズム」でも読み返した方が時間の有効利用だったと思う。

それでも読んじゃうんだから、宮台の名前にまだだまされているということか。。。


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