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容疑者Xの献身

容疑者Xの献身
東野 圭吾
文春文庫、2008/8/5

当然のことながら、DVDで見るよりも詳細な設定が描かれている。土地勘のある下町が舞台であることもあり、石神や花岡親子の生活情景が目に浮かぶようだった。DVDと小説の主な差としては、DVDでは花岡親子は日比谷へ映画を見に行ったことになっているが、小説では錦糸町楽天地であること、DVDでは石神のアパートは永代橋際だが、小説では新大橋際の森下であること、DVDでは石神の勤める高校がどこかは不明だが、小説では清澄庭園そばであること(場所的にモデルはたぶん中村高校)、DVDでは工藤の職業が不明だが、小説では城南の印刷会社社長であること、など。

DVDで見たときも思ったことだが、著者がトリックを使いたいために、事件発生の段階で自首していればかなりの確率で正当防衛になりそうなものを、あえて複雑にした感が否めない。

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