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新橋演舞場五月大歌舞伎

2007/05/18 昼の部:新橋演舞場(1階9列19番)

1. 歌舞伎十八番の内 鳴神
 鳴神上人:染五郎 雲の絶間姫:芝雀
2. 鬼平犯科帳 大川の隠居
 長谷川平蔵:吉右衛門 船頭友五郎:歌六
 長谷川久栄:福助 同心酒井祐助:錦之助
 同心木村忠吾:松江 小房の粂八:歌昇
 与力佐嶋忠介:段四郎 岸井左馬之助:富十郎
3. 釣女(つりおんな)
太郎冠者:歌昇 上﨟:芝雀 大名某:錦之助
醜女:吉右衛門

海老蔵の芝居で受けた精神的ダメージを癒すためにあえて見に行って正解。口直しとしては最高。
当日売りで残り三枚のうち一枚を購入したが、とちりの真正面席でラッキー。外題に鬼平があるためか、平日昼にもかかわらず男性客がいつもより多め。男4人連れというふつうの歌舞伎ではなかなかなさそうなグループもいた。
1. 染五郎、芝雀とも公演。破戒に至るところは何度見ても楽しいが、舞台を壊さず演じきる。
2. 平蔵の役宅から父の形見の銀煙管を盗んだ元盗賊友五郎に意趣を返し、改心させる。
殺陣はないが、歌舞伎にあった外題。
もはや吉右衛門でない平蔵は考えられないほどのはまり役。脇を固める役者も皆よく、テレビシリーズの役者と比べて特に劣る配役はない。
富十郎の左馬之助は、今回はほんのちょい役だが存在感十分。福助の久栄は、若干演じすぎの感もあるが、旗本の奥方としてはひどいというほどではない。歌昇は鬼平の常連なので無難。段四郎は故高橋悦史を思い出させる重厚な佐嶋。松江は軽薄な忠吾をうまく演じている。
3. 独身の大名某が、おつげに従い嫁を釣り上げる。それをみたこれも独身の付き人太郎冠者が、自分もと釣り上げたのが醜女。必死に逃げようとするが、逃げられない。喜劇狂言。
吉右衛門がここまでやるか、というほどの醜女メイクで観客を笑わせる。さらに、醜女の吉右衛門が、「錦ちゃーん」と叫んで錦之助の踊りに声援を送ったり(錦之助も笑いをこらえきれなくなっていた)、拍手のまねをして観客に錦之助への拍手を要求するなど、今まで見たことのないエンターテイナーぶり。歌昇との息も合って、楽しい舞台。

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