« 論理思考には限界がある | トップページ | だいたいで、いいじゃない。 »

本の読み方

本の読み方 スロー・リーディングの実践
平野啓一郎
PHP新書、2006.9.1

実践編にフーコーの読解例があったので手に取った。
速読、多読、音読に対するアンチテーゼ。本には様々な伏線や仕掛けがあるのだから、一字一句に気をくばって読んだ方が、本をよりよく読解できる、と言っている。

確かに、文学や哲学書を読むには読み飛ばすよりじっくり読む方がよりよく読解できるかもしれないが、ビジネス書などでは著者のアイデアを得ることが重要なのだから、多読のほうが向いている。また、文学だって最近のものは著者が言うほど伏線を敷いているかどうかアヤシイものが沢山ある。
ただ、実践編で示している、カフカ「橋」、三島由紀夫「金閣寺」などの読解例は参考になる。

「ある作家のある一つの作品の背後には、さらに途方もなく広大な言葉の世界が広がっているという事実である。」(p.79)
「一冊の本をじっくりと時間をかけて読めば、実は、10冊分、20冊分の本を読んだのと同じ手応えが得られる。」(p.80)


|

« 論理思考には限界がある | トップページ | だいたいで、いいじゃない。 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40886/13942293

この記事へのトラックバック一覧です: 本の読み方:

« 論理思考には限界がある | トップページ | だいたいで、いいじゃない。 »