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騙すアメリカ騙される日本

騙すアメリカ 騙される日本
原田武夫
ちくま新書、2005.12.10

1980年代に日米貿易摩擦が頂点に達し、「NOと言える日本」が合い言葉になるほど先鋭化した日米対立。それが1990年代に入りまるで氷が溶けるかのように消えてしまったのはなぜか。著者はそれをアメリカが日本に対する戦略を変え、自らが表だって日本を動かすのではなく、日本自身が自ら「構造改革」の名の下にアメリカの望む方向に主体的に行動するよう仕向けたからと説く。
部分的には、まあそうかな、と思わせるところもあるが、書き方が回りくどい上、頻繁にアメリカ政治を陰で動かしている「奥の院」なるものが提示されるが、それが何かはさっぱりわからない。そのため、結局この本はいわゆる"conspiracy theory"本の域を出ない。
また、本書にも触れられているが、「日米規制改革および競争政策イニシアティブに基づく日本国政府への米国政府要望書」は、実質的にアメリカの指示書で、日本は必ず実施することはよく知られている。

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