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カーニヴァル化する社会

カーニヴァル化する社会
鈴木謙介
講談社現代新書、2005.5.20

 反省の基準となる大きな物語を失った現代にあって、「自己」は、その都度その都度再帰的に定義されるものとなる。そのため、「自己」は堪えざる躁と鬱を繰り返し、社会がカーニヴァルと化す、と言っている本、多分。

 データベースを参照するという話は東浩紀の「動物化するポストモダン」ぽく、永遠に到達しない目標に向かって再帰的に自己を定義する、というのは北田の「嗤う日本の『ナショナリズム』」に出てきた議論に似ている。
 様々な社会学理論を援用して議論を展開するのだけれど、「だと思われる」「ではないか」「見られないようだ」といった推測が多いため、なんとなく言いたいことはわかっても、今ひとつ説得されない。上述した東、北田の本に比べると文章がこなれていないためなのか、若干読みづらい。
 

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