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下流社会

下流社会
三浦展
光文社新書, 2005.9.20

世代を重ねると上流は上流に、下流は下流に階層が固定化していく、という身もふたもない話。上流下流といった言葉の意味が若干恣意的であること、統計を多用しながらどうも信頼性がはっきりしないところがある、など論証としては信憑性に欠ける。が、一つの読み物としては楽しめる。

この本で唯一笑ったのは、宮台真司が、さんざんブルセラ系を持ち上げておきながら自分はいいところのお嬢様と結婚した言行不一致の例をあげて、結局階層の壁は超えられない、と書いてあるあたり。某巨大匿名掲示板で言い尽くされていることではあるけれど、まあその通りだな、と思う。ブルデューのハビトゥスそのものだし。(「現代思想の地平」p.135)

鈴木謙介のことも軽く皮肉ってるし、もしかしたら著者は波状言論系の社会学者に微妙な感情を持っているのか、とも思わせる。本題には関係ないけれども。

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